できるだけ出費を抑えたい! 購入するときの節約術は?
ここでは、購入の際の節約術を4つご紹介します。
【1】自分の登山スタイルに合ったものを選ぶ
登山用品の価格は、メーカーや素材、搭載している機能によって大きく変わります。まずは、自分がどんな登山をしたいのか、どんな山に登りたいかを考えてみましょう。それによって必要な機能は異なります。
“形から入る”のは悪いことではないですが、気をつけなければならない点も。「見た目のデザインだけで選んでしまい、ほしい機能がなくて失敗。」「高機能なものを選んでみたけれど、自分の登山スタイルにはハイスペック過ぎて出番がなかった…」なんて後悔をしないためにも、登山経験者や店員さんに相談するのが◎です。
【2】同じショップで購入する
ある程度登山用品をまとめて購入するのであれば、同じショップで購入した方が、ポイントが貯まるのでお得。貯まったポイントで新たな道具を購入できたりします。
【3】できるだけ安い商品を買う
前シーズンのモデルは値段が下がっている場合があります。アウトレットやセールでも探してみましょう。
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【4】レンタルの登山用品を利用する
どれを買っていいかわからない、もしかしたら趣味として続かないかもしれないという不安がある場合は、まずはレンタルで登山用品がどんなものなのかを試してみるのも一つの手。実際に使うことで、自分に合うもの、必要なもののヒントが見つかるはずです。
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リスクを知っておくことが大前提! 家にあるものを代用しよう
「登山の三種の神器をひとまず用意するとして、他のアイテムはどうしよう…。」すべて揃えられれば理想的ですが、懐があたたかければの話。現実的にはなかなか難しいものです。家にあるものを代用することで、登山を始める初期費用を大いに抑えることができます。
ただし、登山用品と普段使っているものの違いや、どんな山でも危険が潜んでいるというリスクを理解していることが大前提。手持ちのものを代用するときの注意点をみていきましょう。
ウエア類
登山ではいつもより重い荷物を背負って長い時間歩くことになります。しかも平坦な道ではありませんので、夏場は特にたくさんの汗をかくものです。汗でウエアが濡れた状態が長時間続くと身体が冷え、体温が奪われ続けると低体温症になるリスクも。そのため、汗冷え対策ができる速乾性・吸汗性のあるインナーを選びましょう。手持ちがない場合は、三種の神器と共に優先的に用意するのが◎。
▼ウエア選びの基本を確認!
帽子
帽子はかぶらない人もいますが、紫外線対策やケガ防止のためにもあると良いもの。タオルや手ぬぐいを頭に巻いたり、ヘッドバンドを活用しても良いでしょう。いずれも汗をかいても蒸れず、濡れてもすぐに乾くものを選ぶのがポイントです。
▼ハットが1つあると便利!
靴下
登山用の靴下には、登山靴と同様に疲れ軽減やケガを防止する大きな役割があります。手持ちの靴下を代用する場合は、できるだけクッション性や吸湿速乾性、肌触りなど優れた靴下を選ぶようにしましょう。
▼家にあるもので登山に行った体験談を参考に!
防寒着
標高が100m上がれば気温が0.6度、風速1mで体感温度が1度下がると言われています。山では麓よりもグッと気温が下がりますので、防寒着を忘れずに。レインウエアを防寒着として使うことも可能です。
グローブ
絶対なければいけないアイテムではありませんが、ケガ防止や防寒に役立ちます。安価な軍手を代用する人もいますが、デメリットもあるので注意。軍手は手の保護ができる反面、保温性・防水性・操作性などが、登山用グローブに比べて劣ります。また、滑り止め加工が施されている軍手でも、雨などで濡れてしまうとかえって滑りやすくなります。
▼登山用グローブの機能って?
ヘッドライト
万一、下山するのが遅くなってしまい、日が落ちてしまったら登山道は真っ暗。道迷いによる遭難に繋がる危険があります。登山初心者は、必ず暗くなる前に下山できるように、時間に余裕を持ったスケジュールを組むこと。代用できるライトが家にあるかもしれませんが、両手をあけられるヘッドライトがベストです。
地図・コンパス
地図とコンパスも道迷い防止のために必要。地図を無料ダウンロードできるサービスもあるので活用してみては。いざというときに「雨で濡れて地図がぐちゃぐちゃ…」なんてことのないように、ジップロックなどに入れて持っていきましょう。オフラインでも使えるスマホの地図アプリも存在しますが、充電が切れたら一巻の終わり。紙の地図も必ず携行すべし!
水筒

家にある水筒を使う場合は軽いものを選びましょう。ひとまずはペットボトルのままでも問題ないですが、ゴミはきちんと持ち帰ること。
▼登山にはどんな水筒が良い?
ファーストエイドキット
家にある救急セットの中から必要なものをピックアップしてポーチへ。備えあれば憂いなしです。
▼キットの中身はどんなもの?
出費以上に価値ある経験ができる! さぁ、登山を始めよう!
登山を始めるには、安全面に考慮した最低限の装備を揃える必要があります。ある程度の初期費用はかかりますが、命には代えられません。しかし、出費を抑える選択肢はあります。また、一度道具を揃えてしまえば数年愛用することができますし、たくさんの登山を経験することができるんです。「次はあれが必要だな~」「あの機能がほしいな~」なんて、徐々に道具を揃えていくことも楽しいですよ。ぜひ一歩踏み出して、登山を楽しみましょう。
▼登山をはじめて良かった!