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【脇の付け根が当たって痛い】ザックの“あるある”なお悩み、解決します!(2ページ目)

③めちゃくちゃなで肩なんですけど…

木村さん

撮影:YAMA HACK編集部

編:編集部になで肩男子がいまして…。「めちゃくちゃなで肩なんです!」という方におすすめのザックってありますか?

木村さん:うーん…どれ、っていうのはなくて…やっぱり個人で合う・合わないがありますから、実際に色々背負ってみてもらってはいるんですけど。

編:あ、じゃあ聞き方を変えます! 今まで木村さんがたくさん接客されてきた中で、「なで肩なんですけど…」というお客さんが選ぶことの多かったザック、教えてください!

木村さん:そうですね、そういうことで言うとオスプレーのケストレルでしょうか。ポイントはショルダーが結構内側に入っているところ。それでいて絶妙に胸のところは当たりにくいので、なで肩の人でも結構背負いやすいです。

オスプレーのケストレル

撮影:YAMA HACK編集部(オスプレーのケストレル。レディースはカイト)

アメリカのブランドなんですけど、日本人にも合うので人気なんですよね。容量は28、38、48の3種類ありますが、リッター数の割にそんなに大きくないので、売れ筋は38Lですね。

編:そうか。内側に入ってると、外にズレ落ちにくい。

ミレーのリッジ

撮影:YAMA HACK編集部(カリマーのリッジ)

木村さん:そういうこと。あとは、カリマーのリッジミレーのサースフェーなんかも人気ですよ。ただ、カリマーのパッドは比較的固いんです。それを痛いと思うか痛くないと思うかは人それぞれなので、僕は最初にカリマーを背負ってもらって、「ちょっと当たる」とか「痛いなぁ」って感じるお客様にはその後ミレー、オスプレーを背負ってもらうことが多いです。あとの2つは、クッションはあるんだけど比較的パッドが柔らかめにできているので。

④背中がびしょびしょになるのは、どうすればいい?

メッシュパネルのザック比較

撮影:YAMA HACK編集部(左が背面メッシュのザック、右がそうでないザック)

木村さん:それはもう背面がメッシュのザックにするしかないですね。ただ、メッシュにしたからといって完全に解決するわけではありません。汗は常に出てくるわけだから、メッシュだとムレにくいってだけで。マシになるよ、くらいの感じですかね。ただ、メッシュパネルのものは荷室が弧を描いたような形になるので、パッキングしづらいという点もあります。

編:何かを得る代わりに何かを捨てる…って感じですね。私、汗がひどいので背中とザックの間に手を入れて歩いてます。

木村さん:僕もそうですよ。グレーのTシャツなんか着てったら大変なことになります。(笑)

意外と知らなかったザックのアレコレ!

ザック売り場

撮影:YAMA HACK編集部

みなさんが抱えているお悩みはありましたか? ザックは山で使う道具や食料を運ぶための大事な相棒。ずっと背負って歩くわけですから、できるだけ自分に合った快適なものを使いたいですよね。使えば使うほど小さな気づきや悩みは出てくるはずなので、そんな時は本記事を参考にして頂くか、実際にお店に行って店員さんに相談してみるのも手ですよ!

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