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※2018年に公開された記事です
安かろう悪かろうは時代遅れ!?

高機能と言われると反応してしまうのが山好きというもの。編集部員Oも気になってはいたものの、機能的な登山ウエアを数多く知っているだけに、疑いを捨てきれずにいたんです。そろそろ本気で向き合おうではないかということで、ついに入手! 山で使えるのかどうか、その実力を調査しましたよ。
ブロックテックパーカの驚きの機能とは!?
見た目は超絶シンプルな“ブロックテックパーカ”。まずは、なぜそんなに高評価なのかを見てみましょう!キャッチコピーは「雨にも風にも負けない、高機能ウエア。」
雨にも風にも負けないなんて、なんだか登山にも良さそうではないかと思ってしまう魅惑のフレーズ! その機能は実に5つもありました。①防水
②防風
③透湿
④耐久撥水
⑤ストレッチ
これは! 登山用のマウンテンパーカでもお馴染みの機能ではありませんか。




徹底比較! NO.1パーカーはどれだ!?
本当に優れているのかを見極めるには、同じく優秀なアイテムとの比較が一番。いつも登山で使用している、ハードシェル、ソフトシェル、ブロックテックパーカーの3つを、様々な面で比べてみました!
登山使用歴:約2年(強風、雨、吹雪、雪山あり)
価格:約¥68,000
特徴:
・防水性
・防風
・透湿性
・軽量
・耐久性

登山使用歴:約2年(無雪期のみ、強風、小雨あり)
価格:約¥28,000
特徴:
・耐候性
・通気性
・速乾性
・軽量
・コンパクト

登山使用歴:なし(街歩き3~4日のみ、雨の日経験なし)
軽さ NO.1 は……
軽さ1位はブロックテックパーカー! ソフトシェルより約30g、ハードシェルよりも約60g軽量でした。価格ももちろん圧倒的NO.1! ハードシェルと桁がひとつ違います……。ストレッチ性 NO.1は……

耐久性NO.1は……
ハードシェルは引っ張っても伸びずストレッチ性はありませんが、その分タフさを感じられる生地感。耐久性の強いゴアテックス®プロが採用され、どんな場面でも頼りになります。ブロックテックパーカは耐久性能は備えていないので、岩などで擦れたら生地が傷ついてしまうかも!?撥水・防水 NO.1は……





編集部員Oが気になる点がもう1つ……

それに慣れているからでしょうか、ブロックテックパーカのフードは心もとない感じがしてしまうんです。あえてのミニマルなデザインのようなので、すっきりとしたフードが好みの方には良いかもしれません。
ブロックテックパーカを山で試してみた!
さぁ、いよいよ山で試すときがきました! 雨の日の街での着用感についてもご紹介します。雨の街を自転車で走るの巻


20分後、雨を弾いているものの、生地に染み込んでいるような箇所もちらほら見受けられました。しかし、中の服が濡れるということはありませんでした。
通常のレイヤリングのアウターシェルをブロックテックパーカに替えて雪の上高地を1時間ほど散策。雪は固まっている分、雨より調子が良いです! ただ、ずっと生地に雪が付着していると雨のように染み込んでいくような箇所も。ただし、こちらも中まで濡れるということはありませんでした。
雨の日の高尾山を散策。20分程このまま歩きましたが、小雨だったこともあり、中のウエアが濡れることもなく、きちんと撥水してくれました。顔面に降り注ぐ雨を避けるにはやはりフードが浅め。キャップと併用でなんとか凌げます。
公式HPなどで耐水圧の数値は公開されていませんが、濡れた状態が長時間続くと生地に水が浸透してしまう可能性があるので、大雨をブロックテックパーカのみで凌ぐのは難しそうです。
しかし、小雨程度なら撥水性をしっかり発揮してくれて、防風・防寒性も文句なし! アウトドアシーンでは、上高地散策程度のハイキングやロープウェイで訪れる低山、キャンプやフェスにもってこい。梅雨の時期の街着としても大活躍するのではないでしょうか。
ただし、1つ注意点があります。それは、着用しようが新品のまま保管しようが、ブロックテックパーカに施されている樹脂加工は経年劣化するということ。こちらはユニクロのオンラインストアの商品ページの取扱い部分に記載されています。
ブロックテックパーカは、どうやら発売されてから毎シーズンアップデートしているようです。今回試したブロックテックパーカは2017年シーズンのもの。その時々の新作は、ユーザーの意見をすぐに取り入れ、改良がなされた歴代最優秀モデルということになります。
これだけの機能性があって6,000円以下なんて、3年着られれば十分過ぎますね! 検証のために購入したのに、ヘビーローテーションしてしまいそうです。
ブロックテックパーカ(3Dカット)ブロックテックパーカ(3Dカット・カラーブロック)
▼コスパ重視なら、ワークマンも必見!
▼ユニクロに関する記事をもっとみる雪の上高地を歩くの巻

雨の高尾山に登るの巻

【総評】 着てみたら…… 実力を認めざるを得ない!

しかし、小雨程度なら撥水性をしっかり発揮してくれて、防風・防寒性も文句なし! アウトドアシーンでは、上高地散策程度のハイキングやロープウェイで訪れる低山、キャンプやフェスにもってこい。梅雨の時期の街着としても大活躍するのではないでしょうか。
ただし、1つ注意点があります。それは、着用しようが新品のまま保管しようが、ブロックテックパーカに施されている樹脂加工は経年劣化するということ。こちらはユニクロのオンラインストアの商品ページの取扱い部分に記載されています。
進化が止まらない! “ブロックテックパーカ”はコスパ◎!

これだけの機能性があって6,000円以下なんて、3年着られれば十分過ぎますね! 検証のために購入したのに、ヘビーローテーションしてしまいそうです。
現行モデルはこちら
2021年現在のブロックテックパーカは、どうやら体を動かしやすい立体的な3Dカッティングのよう。本記事が公開されてからの3年でも大きく進化していますね!ブロックテックパーカ(3Dカット)ブロックテックパーカ(3Dカット・カラーブロック)
▼コスパ重視なら、ワークマンも必見!