[Bさん]金曜日の仕事後に出発!日曜日に帰宅
僕は体力に自信があるし、山歩きをすることでストレスを解消できるタイプなので、金曜夜にレンタカーや高速バスで移動して車中泊、土曜日の早朝から登ります。土曜日は山で一泊して、日曜の夜帰宅するパターンが多いですね。この日程で五竜岳~唐松岳に登ったりしました。土日使うスケジュールで考えておくと、万が一土曜日に悪天候で登れなくても、日曜日に登れる山があったりしますよ。
レンタカー屋の閉店時間が早いと仕事の後に車をピックできないこともあったり、返却時間に間に合うように帰る必要があるので、何となく時間に追われてる感じは否めないですよね。実際に、高速の渋滞に巻き込まれて、返却時間に間に合わなかったこともあります…。でも、24時間営業しているレンタカー屋がすごく便利! 時間に余裕を持って行動できるので、最近はよく利用しています。

■レンタカーのここが良い!
金曜の夜出発して、登山口近くで車中泊することもできるし、天候や気分によって目的地を変更できる自由さがありがたいんです。下山後に温泉に立ち寄るための荷物など、登山に必要ないものを車において行けるのがいいですね。楽な格好で行って、着替えたり準備もしやすいです。
帰りにパーキングエリアに寄って、食事をしたりちょこちょこお土産を見たりするのも好きなんです。時間があったら観光地に立ち寄ることもできますし。仲間と行くときは運転も交代できるし、交通費も安く抑えられるのでレンタカーが多いかな。電車やバスを乗り継いだりすることが多い南アルプスの登山口は、車の方が楽な気がします。
1人のときや免許を持っている仲間がいないときは、疲れてぐったりしていても、自分で運転して自宅まで帰ってこなければならないのが、ちょっと辛い時もあります。あとは、登りと違う登山口に下山したくても、車を停めてある登山口まで移動できる場合じゃないと厳しいのが難点ですかね。24時間営業のレンタカーショップを探すのも意外と大変。大きい車しかないこともあったり、24時間営業のショップが身近にない人も多いかな!? 金夜~土日をまるまる使う場合は、レンタカーだと高くついてしまうので、高速バスの方がおすすめです。
[Cさん]土曜日の夜に出発!日曜日に帰宅
花金も楽しみつつ、下山翌日が仕事でもがんばる派!
僕は金曜の夜は友達と会ったり、職場の仲間と飲みに行ったりすることが多いんです。平日の疲れもたまっていますし、土曜日の朝はゆっくり寝てていたい。でも、欲張りなんですが山も行きたい。なので土曜の夜に高速バスで出発して、日曜日に登山して帰る計画で行くことが多いです。Aさんと1日ずれているスケジュールですね。山に行くことでリフレッシュできるので、下山の翌日に仕事でも全く問題ありません。
北アルプスだと、焼岳や蝶ヶ岳、常念岳にこのスケジュールで行きました。いつもコースタイムの8割くらいのスピードなので健脚向きかもしれませんが、ゆっくり登りたい方は乗鞍岳あたりがいいのでは?
主な登山口へ直行で行けるのはやはり大きいです。便数も多いので、帰りのバスの時間も登る山に合わせて選べるところが良いですね。新宿から乗ることが多いですが、ハイシーズンは渋谷発や大宮・川越発もあったりして、選択肢が広がります。

■高速バスのここが良い!
高速バスやツアーバスは公共交通機関の中でも、電車のように乗り換えの面倒さがないのがありがたいです。何より夜行バスは週末の時間を有効に使えるのがいいですよね。僕は下山後に温泉に入るとどうしても眠くなるので、帰りはバスがやっぱり楽だな~と。下山後のビールも飲めますし! そもそも免許を持っていない人には、高速バスはかなり助かりますよね。
帰りのバスの時間によって、下山しなければいけない時間が決まるので、登れる山も自ずと限られてしまいますね。登山中も時計ばっかり見ちゃいます(笑)。
バスの車内では、気持ちよく寝ていてもトイレ休憩の度にどうしても目が覚めちゃったりします。バスで全く眠れない人には厳しいかもしれません。
【早めの予約が吉】高速バスとレンタカーをフル活用!
レンタカーだと自分のスケジュールや天候などの状況に合わせてフレキシブルに行動できますし、高速バスだと登山口まで気楽にアクセスすることができます。登りたい山や山域、使える日数と時間、交通費のトータル、そのときの体力などを踏まえて、上手に使い分けるのが良さそうですね!
週末、特に夏のハイシーズンはすぐにバスが満席になったたり、レンタカーも空きがなかったりするので、早めの計画がおすすめです。
自分に合ったスケジュールを立てて、週末はアルプスで過ごそう!
憧れの日本アルプス、週末2日間の休みだけで行くのはちょっと難しいのでは?と思ってしまいますが、スケジュールの組み方によっては十分可能なんです。あとは自分の体力次第! 自分に合った無理のない計画を立てて、週末登山を楽しんでみてくださいね。