今週末は、奥ゆかしさを感じる旅へ。百人一首に出てくる“あの山”5座
景色が見たい、ここを歩きたい…行く山を選ぶ理由は様々ですが、今回は少し変わった縛りの山をお届け。百人一首に出てくる山5座を紹介します。誰もが聞いたことのあるあの山、いったいどこなのでしょうか? 都があった場所に関わりが深い背景もあって、京都・奈良周辺に集中する山たち。標高は高くはありませんが歴史を感じながらの低山ハイクも乙ですよ。
2022/11/28 更新
編集者
YAMA HACK編集部
YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。
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制作者
satomi
外遊び好きファミリーのママライターです。家族皆が笑顔で楽しくをモットーに週末はどこに行こうかと計画中♪大人も子供も楽しめるアウトドアに興味津々!自然を通じてたくさん遊び、たくさん学んで過ごしたいと思っています。
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こんな登山はいかが?

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百人一首といえば、最近話題になった競技かるたの映画「ちはやふる」。そのおかげで百人一首に興味を持った人もいるのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、その百人一首に登場する山。
次の週末、どの山に行こうか迷っているみなさま、ぜひ百人一首に出てくる山に登ってみませんか? いつもと趣向を変えて山を選んでみるのも楽しいと思いますよ!
百人一首はもともと“襖”だった!?

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百人一首は、その名の通り100人の歌人の和歌を1首ずつ選りすぐった、いわば『和歌の傑作選』。例えると、芥川賞の受賞作が一挙掲載されている号の雑誌、のようなイメージです。
その昔、藤原定家(ふじわらのさだいえ)が飛鳥時代~鎌倉時代の優れた和歌を100首選び、色紙にしたためました。

これはもともと、京都嵯峨野にある小倉山荘の襖の装飾用に選ばれたもの。江戸時代になって木版画が普及したことにより、絵入りで『歌がるた』として庶民に広まり、遊戯として普及した、という歴史があります。
たくさん『山』が出てくる百人一首

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百人一首は『五・七・五・七・七』。このたった31文字の中に自身の想いや情景を込める、巧みな言葉の妙は多くの人を唸らせ、また親しまれてきました。言葉の裏に隠された意図を読み取らせる、日本人ならではの奥ゆかしい表現は、この国の誇るべき文化と言えるでしょう。

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その百人一首の中には、多くの『山』が登場します。決して標高が高い山ではないけれど、その和歌の背景を知りながら訪れてみると、きっと今までとは違った山の楽しみ方ができるはず。歴史に触れながら登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。