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『避難小屋』ってなに? 登山するなら知っておきたい利用方法・注意点とは?(2ページ目)

『避難小屋』を利用する前に確認しておきたい5つのこと

避難小屋の室内

自由に利用できる避難小屋はどのようにして利用するのでしょうか? ここでは利用するにあたり知っておいてほしいことを5つご紹介します。

  【1】開設期間は?

避難小屋

通年開設の避難小屋と特定期間開設の避難小屋があります。開設期間は変更することもあるので、利用する前に確認するようにしましょう。

【2】予約は必要?

避難小屋

出典:PIXTA

自由に利用できて宿泊可能な避難小屋のほとんどが、予約なしで泊まることができます。ただし到着順のため、小さな避難小屋の場合は入りきれない事態も起こりえます。ツェルトやテントを持って行く方が無難ではないでしょうか。

【3】利用料はかかる?

避難小屋利用料

避難小屋の多くは無料で利用することができます。一部では、協力金として500円~2000円が必要な避難小屋もあります。避難小屋を維持するためのお金ですので協力しましょう。

【4】水場やトイレはある?

避難小屋のトイレ

水場・トイレの有り無しは様々です。水場がある避難小屋でも時期によっては枯れていたり、数百メートル離れた場所の場合もあります。トイレはあっても紙は持ち帰りが基本で、チップが必要なところも。トイレがない場合は携帯トイレを持って行きましょう。

【5】必要な装備は?

避難小屋泊に必要な装備

撮影:nao

避難小屋は簡易的な小屋のため、基本的には何も置いてありません。テント泊同様に、シュラフやマット、コッヘル、バーナーなど、寝るための装備と食事用の装備が必要です。夏季のみ開設している南アルプスの中岳避難小屋や赤岳避難小屋は、有料で寝具を用意していますが、そういった避難小屋はごくわずかです。

【6】押さえておくべきマナーは?

避難小屋の室内

収容人数が10名程度の小さい避難小屋が多く、他の登山者との共同利用になります。予約不要で到着順ではありますが、場所の譲り合い、荷物の整理整頓、使用後の掃除・片付けなど、みんなが気持ち良く利用できるよう他の利用者に配慮し、きれいに利用することが大切です。

【5】管理人はいる?

避難小屋の管理人

基本的には管理人はおらず無人ですが、夏のハイシーズンだけ管理人がいたり、南アルプスの静岡県営の避難小屋では、飲料を販売するなど山小屋のような営業をしている避難小屋もあります。いずれにせよ、利用する場合は管理事務所・連絡先・避難小屋の利用条件を事前に確認しておきましょう。

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