【健脚者向け】時間がないけど山に行きたい!日帰りアルプスのススメ11座【北アルプス編】

なかなか休みが取れず、泊まりで山に行けない日々…そんな山不足で悶々とした気持ちを抱えている登山者の皆さん! 体力・脚力に自信があるなら、日帰りで北アルプスを楽しむことも可能なんですよ。 今回は、日本を代表する名峰が集う屈指の山岳地帯・日本アルプスの中で、北アルプス日帰り登山を特集。比較的初級者でも登頂しやすい2座と、ダイナミックな北アルプスの険しい山をガッツリ楽しみたい方へおすすめの9座を紹介します。


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休みがとれない、でも山に行きたい……!

休みが取れない
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「仕事で長期休暇が取れない…」「休日は家族サービスをしなくてはいけない…」などの理由でなかなかまとまった休みが取れないという皆さん。「山に行きたい!山が呼んでいる!」とうずうずしていませんか? 多忙だけどガッツリ山を堪能したいという皆さんのために、日帰りが可能な山をまとめてみました。

低い山じゃダメなんだ、北アルプスがいいんだ!

北アルプス
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日本の山岳地として代表的な北アルプス。白馬岳、立山、槍ヶ岳などが有名ですが、魅力は何といっても迫力のある岩山とダイナミックな眺望。近場の低山では味わえない魅力が詰まっています。

「でもさすがに、日帰りで北アルプスは無理か…」と諦めている皆さん! 実は、あるんです。中央や南アルプスに比べてアクセスもしやすく、時間がないという方でも安心。日帰りでも楽しめる山をご紹介します。

気軽に北アルプスの絶景を楽しめるのはこの2座!

飛騨山脈 位置 北アルプスとは通称で、「飛騨山脈」のこと。日本百名山が15座も存在する、日本屈指の山岳地帯です。この中でも、最奥部に位置する鷲羽岳や水晶岳などは日帰り不可能と言えますが、まずは比較的初心~初級者でも日帰りしやすい北アルプスの2座を紹介します。
※この記事で紹介する標高差は、登山開始地点と山頂の差です。

乗鞍岳

乗鞍岳
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登山開始地点山頂標高標高差
乗鞍畳平/2,704m3,003m299m
高原バスを利用すれば、いっきに標高2,700mの畳平までアクセス可能。そこから、最高峰の剣ヶ峰(標高3,026m)までは1時間半程度で登頂することができます。山頂からは、槍ヶ岳・穂高連峰をはじめとする北アルプスの山々や御岳・白山などを一望できます。また、乗鞍岳には23の峰と7つの湖、8つの平原があり、畳平から30分あれば登頂可能な峰もいくつかあります。


立山

立山
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登山開始地点山頂標高標高差
室堂平/2,454m3,003m(雄山)549m
立山黒部アルペンルートを使って、登山道の起点である室堂(標高2,450m)までアクセスすることが出来ます。初心者にもおすすめな雄山コースは、室堂から約2時間で登頂可能。登山道はしっかりと整備されていますが、最後に待ち受けるのは登り堪え抜群のゴツゴツとした岩場。山頂からは立山連峰の壮大な景色や、遠くに槍ヶ岳や笠ヶ岳を望むことができます。


上記の2座はある程度の高さまで車でアクセスでき、実質行動時間も比較的短いため初心~初級者でも登頂しやすい山です。初めてアルプスを登る人を連れてくる場合などにおすすめ。続いては、1日に6時間以上歩くことが前提の中~上級者向け日帰りコースを紹介します。

【中~上級者編】日帰りでがっつり北アルプス登山を楽しみたい!

ここで紹介する山々は、前項で紹介した2座より標高差・コースタイムが大きくなります。前日の夜に前乗りして前泊するのが必須、のコースも含まれますので、自身の体力をしっかり把握できる登山者・健脚者の方はぜひ参考にしてみてください!(※コースタイムの6~7割のスピードで歩ける方向け)
※標高差は、登山開始地点と山頂の差です。

西穂高岳

西穂高岳
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登山開始地点山頂標高標高差
登山センター/2,142m2,899m757m
新穂高温泉からロープウェイを利用すれば、標高2,156mの西穂高口まで一気に到達できます。このコースはヘルメット必須。距離は短いですが北アルプスらしいゴツゴツした岩峰をいくつも乗り越えるため上級者向けのコースです。岩壁を登りきると、山頂からは奥穂高岳から槍ヶ岳までの稜線を見渡すことができます。


唐松岳

唐松岳
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登山開始地点山頂標高標高差
八方池山荘/1,840m2,688m848m
ゴンドラ+リフトを利用すれば、約標高1,800mまで一気に上がることができます。途中の八方池までは木道も整備されていて歩きやすいです。そこから山頂までは本格的な登山道となり、八方池山荘から4時間ほどで山頂へ到達可能。山頂からは鹿島槍ヶ岳や五竜岳などをはじめとする、北アルプスの大パノラマを楽しむことができます。


焼岳

焼岳
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登山開始地点山頂標高標高差
中の湯/1,321m2,401m1,080m
焼岳は北アルプス唯一の活火山で、山頂からは噴煙が立ち昇っています。焼岳に登るルートはいくつかありますが、その中でも日帰りに最適なのが「新中の湯ルート」。山頂まで3時間で登ることができます。樹林帯を通るルートですが北アルプスらしい岩場もあり登り応え抜群。途中、大きなブルーの池や硫黄が噴出する迫力のある景色が。山頂からは、笠ヶ岳、穂高連峰、槍ヶ岳など北アルプスの山々を眺めることができます。

燕岳

燕岳
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登山開始地点山頂標高標高差
中房登山口/1,453m2,740m1,287m
北アルプス入門の山として人気の燕岳。花崗岩でできた山肌はとても独特です。合戦尾根ルートは急登続きですが、しっかりと整備されているため安心。山頂までは5時間弱。山頂付近では花崗岩が風化されてできたイルカやライオンの形をした岩をみることができ、富士山から八ケ岳、南アルプスまで望むことができます。GWやハイシーズンは駐車場がよく満車になるので、前乗りは必須。


蝶ヶ岳

蝶ヶ岳
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登山開始地点山頂標高標高差
三股駐車場/1,278m2,662m1,384m
2018年4月20日頃より、三烏川林道(三股駐車場の手前700m付近)で道路の崩落が発生しており、自動車での通行はできません(歩行での通行は可能)。詳しくは、蝶ヶ岳ヒュッテや安曇野市のホームページをご確認ください。(2018年5月23日)
蝶ヶ岳ヒュッテ
安曇野市HP山稜の一部に黒い蝶が舞うような雪渓がみられることが山の名前の由来である蝶ヶ岳。常念岳からの縦走コースとしても人気です。まめうち平を経由するコースなら、3時間ほどで登頂可能。危険個所のない登山道から始まり、山頂に近づくにつれ急登もあります。山頂からは槍ヶ岳や穂高連邦を一望。途中の蝶ヶ岳ヒュッテで食事もできます。駐車場が小さいので前泊がおすすめ。


常念岳

常念岳
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登山開始地点山頂標高標高差
一ノ沢登山口/1,329m2,812m1,483m
長野県安曇野のシンボルとされている常念岳。早朝に出発すれば健脚者なら日帰りも可能なコースです。山頂までは6時間ほど。比較的道幅が狭く途中急登もあるため、余裕を持った計画を立てましょう。山頂からは穂高連峰や槍ヶ岳、燕岳などアルプスの山々を一望でき、360度の大パノラマを堪能できます。


爺ヶ岳

爺ヶ岳
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登山開始地点山頂標高標高差
柏原新道入口/1,335m2,654m(中峰)1,319m
扇沢駅の手前に登山口がある柏原新道は、よく整備がされた北アルプスの入門としてもおすすめのコース。一定の傾斜が続く単調な林道を登って行きます。途中ガレ場があり、種池山荘に近づくにつれて急登へ。爺ヶ岳南峰までは約6㎞、約3時間。そこから20分ほどで中峰にも到達できます。山頂からは針ノ木岳、蓮華岳、鹿島槍ヶ岳、天気が良ければ雄山の社務所まで見渡すことができます。前泊は必須。

針ノ木岳

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登山開始地点山頂標高標高差
扇沢/1,422m2,805m1,383m
日本三大雪渓のひとつ「針ノ木大雪渓」が有名な針ノ木岳。大雪渓を通るルートは日帰り可能で人気です。こちらも立山黒部アルペンルートの起点である扇沢駅付近に登山口があり、約2時間で大雪渓に到着。途中急登もありますが、チングルマなどの高山植物が楽しみながら登ること約6時間。山頂からは、360度の大パノラマが。目の前には剣岳や立山連邦、眼下には黒部湖を見下ろすことができます。


白馬岳

白馬岳
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登山開始地点山頂標高標高差
猿倉/1,236m2,922m1,686m
猿倉から登るコースは登山道も整備されており、健脚者なら日帰り可能。山頂までは約6時間半です。途中大雪渓があるためアイゼンが必要。大雪渓を越えるとガレ場やトラバースが待ち受けています。山頂からは杓子岳、白馬鑓ヶ岳、さらに立山連峰や槍・穂高など北アルプスの主峰を一望することができます。7月・8月の白馬岳は人気が高いため大変混雑します。駐車場には必ず前泊しておきましょう。


いざ、北アルプスへ!

爺ヶ岳
出典:PIXTA
いかがでしたか?「時間がない!」という方のために、日常を忘れてアルプスの絶景を堪能できる日帰り可能な山をご紹介しました。中には登山慣れした健脚者向けの山や駐車場での前泊必須の山もあります。お出かけの際は、自分のレベルやスケジュールに合った計画を立て、余裕をもった行動で安全に山を楽しみましょう。

【登山時の注意点】
・北アルプスは本格的な山岳エリアですので、しっかりとした登山装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。 ・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。 ・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに! ・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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kimi
kimi

雪国生まれでウィンタースポーツを楽しんでいるうちに山の魅力、自然の魅力に引き込まれ、最近では登山やキャンプも楽しむようになりました。自然の壮大さ、美しさにどっぷりハマって、外遊びを極めていこうと思っております。

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