ウインドブレーカーはレインウェアじゃない!
特に多いのが、ウインドブレーカーとレインウェアを混同しているランナーです。もちろん、多少の雨ならウインドブレーカーでも凌げますが、こちらはあくまで風を遮り体温の低下を防ぐのが目的です。ですので、雨の中を走る必要がある、雨が想定される場合はレインウェアを用意しましょう。
スタート前に小雨の降るマラソン大会では、ウインドブレーカーやコンビニの雨合羽を着たり、ゴミ袋を被っているランナーもいます。これらはあくまで短い時間、そしてあまり過酷な環境にならないロードレースだからできることです。山で同じ状況になった場合、体が濡れた状態で走り続けるのはとても危険です。地上より気温が低く、風に吹かれる事の多い山では、低体温症などのリスクが増すためです。
トレランならトレラン用のレインウェアを用意しよう
トレラン用のレインウェアは各メーカーから様々なモデルが販売されています。これらは山用のものと同じく防水透湿性素材が採用されているのはもちろん、走るために特化したデザインになっています。それはどんなデザインなのか…?実際に確認してみましょう!
せっかく紹介するなら新商品を…ということで、今回はマウンテンハードウェアのリロイジャケットをお借りしてチェックしていきます!こちらはなんと、コロンビアスポーツウェア所属の上田瑠偉選手が監修しています。プロの意見が詰まったアイテムなら期待大ですね!
①雨に負けない!防水透湿素材を採用
マウンテンハードウェア独自の防水透湿性素材、Dry.Q® Coreが採用されており、雨や行動時の蒸れに確実に対応してくれます。また、耐久性にも優れており、摩耗や長年の使用による機能低下が起きにくくなっているのも嬉しいポイントです。
②着脱のストレス無し。パックの上から即着れる!
トレランではランパックを濡らさないよう、上からレインウェアを羽織るランナーもいます。その点を考慮し、リロイジャケットの背面にはタックが入っていて広がるため、突っ張ることもなくスムーズに着脱ができます。
③ストレスを減らす細部へのこだわり
・フードがばたつかないように抑えられるタブ
・防水ウェアには必須の止水ジッパー
・ジッパーが皮膚に咬まないように、顎元に付けられた布地
・裾やフードを簡単に絞れるつくり
・ベトつきを抑える3D加工された2.5層構造の防水透湿機能素材の裏地
・袖口はベルクロで絞れ、部分的な伸縮性も備えている
などなど、細かな機能が盛りだくさん。走っている時に感じるであろうストレスを軽減してくれるこだわりが各所に見られます。