さらに一般登山は、スタイルもさまざまです。

「別に頂上を目指さなくても、ただ山にいるのが好き」
「長い時間山にいたいから縦走ばっかり!」
など、みなさんそれぞれ好きな登山の形があるかと思います。さらに、ここに「雪があるか、ないか」が加わってくると、より山の楽しみ方は広がっていくのです。
山の国・ニッポン! いろんな山の遊びかた

日本は、国土の7割が「山地」と「丘陵地」と言われています(※1)。さらに、山の数はなんと1万5千以上(※2)! まさに『山の国』の名に相応しい国に私たちは住んでいます。
そのため、山の遊び方にも様々なスタイルが存在しています。
バリエーションルート

バリエーションルートとは、その名の通り「一般登山道ではないルート」のこと。つまり、上級者向けの登攀が困難なルートを用いて登頂を目指します。読図技術、ルートファインディング能力が必須。しかし一般登山道に比べ人が少なく、静かに山を楽しめるのが魅力です。
ヤブ漕ぎ

その名の通り、笹や雑草が生い茂った野山の道なき道を、かき分けながら進んでいくこと。少しマニアックですが、人が入らない場所へ入るため緊急時に対応できる能力が必要な上級者向けアクティビティです。
フリークライミング

山の中にある岩を登るアクティビティ。岩は元々ある自然な形状のまま登るのがマナーです。10~15mほどの岩を、支点を確保しながらロープを用いて登ったり、3~4mほどの巨石は体ひとつで登ったりします。山の頂上は目指さず、この「岩登り」自体が目的のアクティビティです。