「登山」にも色々ある!? 奥が深い、いろんなカタチの”山遊び”

あなたは、登山の際必ず山頂を踏みますか?また、雪山には行きますか? ひとえに登山といっても実は様々なジャンルに分類できます。また、山国・日本だからこそ山で楽しむアクティビティがたくさんあるんです! 「山の楽しみ方」に正解はありません。山が好きなあなたが、さらに山を楽しむヒントになれば幸いです。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

“どんな” 登山が好き?

登山をする男女出典:PIXTA
「趣味は登山です!」と言う方に『登山って何をするもの?』と聞くと、大体の方は「登山道を登って頂上を目指す」と答えるかと思います。登山の一般的なイメージはまさにこれですよね。

登山の中にも、いろいろある

しかし、ひとえに登山といっても実はいろんな種類に分類できます。先ほど述べた、いわゆる一般的な登山道を登っていくスタイルは、「一般登山」と言われています。
一般登山道出典:PIXTA
「一般的な登山道」とは、大まかに

・木道や階段が設置され整備されている道

・植生保護のため整備されている道

・登山者の目印になる標識が設置されている道

のこと。「山と高原地図」や多くのガイドブックが紹介している登山コースは、この一般登山道です。
一般登山の分類
出典:PIXTA
そして、その一般登山も季節により
・無雪期登山
・積雪期登山
に分類されます。また、雪は溶けたけどまだ残っている時期を「残雪期」とも言います。

「どっちもやるけど、雪がある登山の方が好き」「夏しか登山しません」など、好みが分かれるところです。 登山スタイル分類
出典:PIXTA
さらに一般登山は、スタイルもさまざまです。

ハイキング
風景などを楽しみ、山や自然の中を歩くこと。必ずしも山頂を目指すわけではありません。プロセスとして山頂を踏むこともあります。「トレッキング」も基本的に同じ意味合いですが、ハイキングの方が比較的ライト。

ピークハント
その名の通り、ピーク(山頂)を踏むスタイル。山の登頂を目指す形です。登山といえば一般的に頂上を目指す人が多いので、このスタイルが多いのではないでしょうか。

ピストン山行
山頂へ行って帰ってくること。行きと帰りの道が同じスタイルです。電車やバスで山へ行くなら、登り始めてから別の場所へ抜けることもできますが、車で登山口へ向かう人は、このタイプが多いかも。

縦走
稜線伝いに歩いて山から山へ向かうスタイル。いくつもピークを踏めるのが魅力です。「長期縦走」という言葉があるように、道のりやかかる日数が長いのが一般的です。

雪の稜線
出典:PIXTA
「別に頂上を目指さなくても、ただ山にいるのが好き」
「長い時間山にいたいから縦走ばっかり!」

など、みなさんそれぞれ好きな登山の形があるかと思います。さらに、ここに「雪があるか、ないか」が加わってくると、より山の楽しみ方は広がっていくのです。

山の国・ニッポン! いろんな山の遊びかた

山岳地帯
出典:PIXTA(立山)
日本は、国土の7割が「山地」と「丘陵地」と言われています。(※1)さらに、山の数はなんと1万5千以上!(※2)まさに『山の国』の名に相応しい国に私たちは住んでいます。
※1/参考:一般社団法人国土技術研究センター「国土を知る/意外と知らない日本の国土」 ※2/参考:日本山岳会「とけるかな?山のクイズ」
そのため、山の遊び方にも様々なスタイルが存在しています。

バリエーションルート

バリエーションルート出典:好日山荘
バリエーションルートとは、その名の通り「一般登山道ではないルート」のこと。つまり、上級者向けの登攀が困難なルートを用いて登頂を目指します。読図技術、ルートファインディング能力が必須。しかし一般登山道に比べ人が少なく、静かに山を楽しめるのが魅力です。

ヤブ漕ぎ

ヤブ漕ぎをする男女出典:PIXTA
その名の通り、笹や雑草が生い茂った野山の道なき道を、かき分けながら進んでいくこと。少しマニアックですが、人が入らない場所へ入るため緊急時に対応できる能力が必要な上級者向けアクティビティです。

フリークライミング

ボルダリングする人出典:PIXTA
山の中にある岩を登るアクティビティ。岩は元々ある自然な形状のまま登るのがマナーです。10~15mほどの岩を、支点を確保しながらロープを用いて登ったり、3~4mほどの巨石は体ひとつで登ったりします。山の頂上は目指さず、この「岩登り」自体が目的のアクティビティです。

アルパインクライミング

アルパインクライミング出典:PIXTA
登山+クライミング=アルパインクライミングです。登頂を目指すプロセスで、ロープを用い岩壁を登る必要があるスタイルを指します。時期や場所、標高によっては岩と氷がミックスされている場合もあり、使用する道具もシチュエーションにより異なります。海外の未踏峰を狙うなど、難易度が高い登山の多くがこのスタイルです。

沢登り

沢登りする人出典:PIXTA
沢や滝を登るアクティビティです。以前は登山道がない山を登る際、沢筋を登っていくという手段がとられていました。現在は、フリークライミングと同じように「沢を登ること」自体を目的として楽しまれている事も。

アイスクライミング

アイスクライミングする人出典:PIXTA
氷の壁を登ること。前述のアルパインクライミングにおいて、ピッケルを用いて氷壁を登るプロセスを経ることがあります。最近ではその部分だけを切り取って、「氷壁を登ること」自体を目的に楽しまれています。

トレイルランニング

トレランする人出典:PIXTA
近年非常に人気のあるトレイルランニング。舗装路ではなく山を走ることです。「トレイル」とは「不整地」のこと。アップダウンが激しく街を走るより一筋縄ではいきませんが、景色を楽しみながら走れるのが多くの人を魅了しているポイントと言えます。

マウンテンバイク

マウンテンバイク出典:PIXTA
オフロードを走るための自転車・マウンテンバイク。この自転車で野山を駆け回るアクティビティです。北海道から沖縄まで、全国にコースがあります。登山者、ハイカーと同じ道を行くことは危険なので、歩行者とすれ違う場合は必ず降りるなど、マナーも重要なアクティビティです。

渓流釣り

渓流釣り出典:PIXTA
渓流とは、山間を流れる川のこと。自然豊かな川で美しい魚を釣るために入山します。川沿いに林道があるところや、手つかずの渓流などさまざま。大部分は放流の魚を釣ります。

めいっぱい、山を楽しもう

三ツ峠と富士山出典:PIXTA(三ツ峠と富士山)
あなたは、どのスタイルに当てはまりましたか? 「登山」1つにも多くの種類があり、さらに山というフィールドを楽しむアクティビティはこんなにも多岐に渡ります。せっかく山に恵まれた土地に生きる私たち。あらゆる手段で、めいっぱい山を堪能しましょう!

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いろんな山遊び
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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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