ルーペってなんだ?
見たい物を拡大するために使う道具、ルーペ。虫メガネや拡大鏡と同義で、元はドイツ語の「Lupe」です。新聞などの細かい文字を見る際「視覚の補助」として便利なアイテムで、老眼鏡のように焦点が合うように調節してくれる道具ではなく、拡大して大きく見せてくれる役割を果たします。
倍率はどうする?ルーペを選ぶ時に気を付けるポイント
しかし、ルーペにも双眼鏡などと同様に倍率が存在します。ここではどのように適切なルーペを選べばいいかポイントを見ていきましょう。
見る物の大きさ・対象によって選ぶ!
上記がおおよその目安です。ルーペは倍率が高ければいいというわけではなく、倍率が高ければ高いほど、目への負担は大きくなります。鑑定など細かな部分までしっかりと見る必要がある場合は10倍以上のものが活躍しますが、新聞を読むなどの場合はそこまで必要ありません。
「読む」と「見る」で使い分ける
倍率が高くなるほどレンズサイズは小さくなります。新聞、雑誌などの大きなものの文字を読む場合は、広い範囲を大きく拡大して読むと快適。そのため倍率も低く、レンズサイズも大きなものが一般的です。逆に骨とう品などのキズを「見る」という場合には、倍率も高くレンズサイズが小さいものを使用します。
そもそも倍率って?
倍率とは、25cm離れて対象物を見たときに、それが何倍に大きくなるか、という意味です。倍率が高ければ良いというわけではなく、見たいものが何かを確認してから選びましょう。
ルーペの使い方3ステップ
1.眼とルーペを近づける
眼とルーペの距離はだいたい3~5cmくらいです。
2.見たい物を持って近づけたり遠ざけたりする
眼とルーペの距離を保ちながら物だけ動かす。
3.一番焦点が合うところで観察する
見たいものが動かせない場合は、眼とルーペの距離を一定にしつつ、ルーペ側を対象物に近づけたり遠ざけたりしてください。
間違ったルーペの使い方:ルーペは動かさない!
ルーペを動かして焦点を合わせようとしないで下さい。ルーペで拡大した視界を保ったまま焦点を合わせるためです。ルーペを動かすと、見える視界の範囲が狭まってしまいます。
持ち運べて便利!おしゃれな携帯ルーペおすすめ10選
外出先などでも文字を読むことがあれば、ポケットタイプが便利!おすすめのモデルを紹介します。
LEDライト付き スイングルーペ
ライト付きで読書に最適なルーペ。スイング式でコンパクトに収納、場所も取りません。ポケットサイズが嬉しい!柄も豊富なので、プレゼントにも最適です。
エッシェンバッハ イージーポケット LEDライト付
ドイツのエッシェンバッハ光学が作るカードサイズのルーペ。わずか6mmの薄型なので、胸ポケットにサッとしまえる優れものです。ケースからレンズを引き出すだけでライトが自動的にON/OFFになります。
サンスター文具 スティッキール ルーペLK
コスメのマスカラのようなデザインが女性におすすめのルーペ。「明らかにルーペだとわかる」形状ではない点が、年配の女性や母親へのプレゼントとして人気です。
ビクセン レクルールルーペ
とにかくコンパクト!さっと回転させてすぐに使えます。カバーはカラー展開も豊富で自分の好きな色を見つけられそう!
ビクセン ポケットリーディングルーペ P45N
初めてルーペを買う方、「まずは持ち運べる小さなルーペを」という方におすすめ。お求めやすい値段も◎!
メガネタイプのルーペおすすめ4選
ハズキルーペ プリヴェAG
メガネの上からもかけられるくらい大きめで、視野が広く見やすいルーペ。両目で見ることができるので、長時間見ても疲れにくい。軽くて傷がつきにくい素材です。
コンテック 双眼めがねルーペ
メガネにクリップで取り付けるルーペ。質の良いアクリル製で15gと軽く、メガネに取り付けても違和感がありません。必要のないときは、跳ね上げておくことがきでます。
デューク かけルーペ
眼鏡の上からかけられるタイプです。両サイドに小窓が付いているので視界は広々、作業しやすいのが魅力。模型作りなどにもおすすめです。
ワームス 拡大眼鏡 ツインルーペグラスII
レンズが2枚の眼鏡型ルーペです。軽量フレームでメガネの上からもかけられます。テンプル(ツル)の長さを調整できます。
作業に最適!スタンドルーペ
スタンドルーペ LEDライト付 クリップ対応
メインの2.5倍のレンズの中に5倍の小型レンズが付いたスタンド型のルーペ。クリップタイプで机や棚など好きなところに取り付けることができます。LEDライト付きで細かな物も見やすいです。
2LEDライト付き スタンド ルーペ はんだごて スタンド付き
はんだごてスタンドとヘルピングハンズがついているので、電子工作やプラモデルなど細かな作業に最適のスタンドルーペ。フレキシブルなアームでレンズの角度を調節することがきでます。
自然観察にも最適な倍率10倍以上のおすすめルーペ
「観察」「見る」というのが目的であれば、倍率10倍前後以上のものがおすすめ。10倍ともなるとレンズが歪曲してくるため目も疲れます。そのため、多くのアイテムがレンズを2枚貼り合わせ(ダブレット)1枚のみの場合の欠点を補っています。
ビクセン ルーペ メタルホルダー M16N
日本を代表する光学機器メーカー・ビクセンのルーペ。レンズ径、倍率も様々に展開しています。鉱物や宝石鑑定から印刷物のチェックまで活躍します。キーホルダー状なのが扱いやすくて嬉しい!
peak シュタインハイルルーペ ×20
日本メーカー「ピーク」のこのルーペは、ドイツの光学機器メーカーが開発した3枚貼り合わせ(トリプレット)のレンズを採用しています。輪郭もとてもシャープ。
カートン光学 カリナンpro
宝石鑑定で用いられる高級ルーペ。ですが性能は折り紙付きで、10倍でありながらレンズ径18mmとかなり大きく、ちょうどいい使いやすいスペックが広く人気のモデルです。
ルーペで視野を広げよう
ルーペは室内だけでなく、屋外でも役立ちます。野外観察に使用すれば、植物や昆虫を細かく観察できますし、地図を読むときに使用すれば、細かな等高線もはっきりと読み取ることができます。ルーペがあれば、さらに視野が広がるかも!まずは1つ、試してみませんか?