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これから始めるあなたは必見!バックカントリーの”リスクと対処”を知ろう(3ページ目)

道迷いの対処法

ホワイトアウト

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道迷いになった場合、特に視界が無い場合は来た道を引き返す。 これが確実です。むやみに行動しても更に深みにハマります。引き返す方向にも自信がなければ体力が残ってるうちにビバークの準備をします。しっかり穴を掘って風雪を防げば一晩ぐらいは凌げます。

怪我の対処法

スキーをかついで山を登る人

出典:Unsplash

最低限の応急処置が出来る道具と方法を知っておきましょう。応急処置ができれば自力下山の可能性も高まりますが、自力下山が難しければ救助を呼びます。また天候が悪く救助が来れない場合はビバークします。
また、怪我の処置と同時に保温もして下さい。低体温症については寒さで震えがあるうちに防寒着を着用、温かい飲み物を飲む事も有効ですが、低体温症が重度になると専門的な対応が必要になるので早めの対処が必要です。
どんなトラブルが発生しても最後まで諦めずに絶対に生きて帰るという強い意識を持つ事も大事です。

実際にあった事故

バックカントリー人口は増加しているようですが?

微増していると感じてます。

 

白馬周辺で、過去にあった事故について教えてください。

残念ながら毎年のように事故は起こってしまいます。昨年(この記事を作成したのは2017年)も外国人の方が八方尾根エリアのバックカントリーで雪崩に巻き込まれて亡くなっています。この方はバックカントリー装備を持っていなかったため、発見されたのは春でした。

 

事故を減らすような取り組みが何かあれば教えてください。

私が主宰しているツアーではバックカントリー未経験者には1時間程バックカントリーについての講習を必ず行います。最低限の知識はガイドツアーでも覚えてもらうとバックカントリー中の行動や、事故があった時に何をするべきかわかります。

バックカントリーに必要な”3種の神器”って?

バックカントリーを楽しんでいる人

提供:番亭

上記のように、バックカントリーは大きなリスクを伴います。最高のパウダースノーを楽しめる一方、一歩間違えれば命の危険にさらされます。それもそのはず、相手は雪山です。ここでは、バックカントリーをするうえで必要な装備についてお伺いしていきます。

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