ボルダリングのホールドを持つ人

ボルダリングのグレード換算表【日本・フランス・アメリカ】

ボルダリングのグレード換算表です。日本の段級グレード、アメリカ発祥のVグレード、フランス発祥のフレンチグレードをそれぞれ比較していますので、どれぐらいのグレードが何に相当するのか確認する際の参考にしてみてください。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

ボルダリングのグレード換算表

ボルダリングする女性

出典:PIXTA

日本ではボルダリングの難易度を、「級」や「段」を用いた段級グレードで表します。海外ではまた異なるグレードを用い、アメリカ発祥の「Vグレード」、フランス発祥の「フレンチグレード」があります。それぞれの難易度はどのグレードに対応しているのか、換算表を紹介します。ルートを知る上で参考にしてみてください。下にいくほど、ルートの難易度は難しくなります。

日本フランスアメリカ
6級3+
4
V0-
V0
5級4+
5
V0+
V1
4級5+
6a
V2
V3
3級6a+
6b
V3
V4
2級6b+
6c
V4
1級6c+
7a
V5
V6
初段7a+
7b
V7
V8
二段7b+
7c
V8
V9
三段7c+
8a
V10
V11
四段8a+
8b
V12
V13
五段8b+
8c
V14
V15
六段8c+V16

グレードってどう決まるの?

岩場を登る女性

出典:PIXTA

ボルダリングの難易度(グレード)は、岩場の場合多くは最初にそのルートを登った人の所感で「だいたいこれくらい」と提唱されます。その後、多くの人に登られた後適正なグレードに修正されることもあります。ジムのボルダリングの場合は、コースを設定した人が難易度を設定したり、登った人が決めたりと様々です。

グレードは今後も更新されるかも?

ナーレ・フッカタイバル

長きにわたり、上記表の六段/8c+/V16が世界で最難のグレードとされてきました。しかし2016年、フィンランドのクライマー、ナーレ・フッカタイバルがとうとう地元の岩場で4,000回以上トライを重ねたルートを初登し、「Burden of Dreams(夢の重さ)」 という名を付けました。その際世界最難グレードを更新する9A/V17というグレードを提唱。人間が登れる壁の最高難度が誕生しました。世界最難、というここまでのレベルになると、難しすぎてその後登れるクライマーはほんの一握りですが…このグレードも、今後他のクライマーによって見直される可能性もあり、あるいはそのまま定着する可能性もあります。世界のクライマーの今後の動向にも注目したいですね!