ボルダリングのグレード換算表
日本ではボルダリングの難易度を、「級」や「段」を用いた段級グレードで表します。海外ではまた異なるグレードを用い、アメリカ発祥の「Vグレード」、フランス発祥の「フレンチグレード」があります。それぞれの難易度はどのグレードに対応しているのか、換算表を紹介します。ルートを知る上で参考にしてみてください。下にいくほど、ルートの難易度は難しくなります。
日本 | フランス | アメリカ |
---|---|---|
6級 | 3+ 4 | V0- V0 |
5級 | 4+ 5 | V0+ V1 |
4級 | 5+ 6a | V2 V3 |
3級 | 6a+ 6b | V3 V4 |
2級 | 6b+ 6c | V4 |
1級 | 6c+ 7a | V5 V6 |
初段 | 7a+ 7b | V7 V8 |
二段 | 7b+ 7c | V8 V9 |
三段 | 7c+ 8a | V10 V11 |
四段 | 8a+ 8b | V12 V13 |
五段 | 8b+ 8c | V14 V15 |
六段 | 8c+ | V16 |
グレードってどう決まるの?
ボルダリングの難易度(グレード)は、岩場の場合多くは最初にそのルートを登った人の所感で「だいたいこれくらい」と提唱されます。その後、多くの人に登られた後適正なグレードに修正されることもあります。ジムのボルダリングの場合は、コースを設定した人が難易度を設定したり、登った人が決めたりと様々です。
グレードは今後も更新されるかも?
長きにわたり、上記表の六段/8c+/V16が世界で最難のグレードとされてきました。しかし2016年、フィンランドのクライマー、ナーレ・フッカタイバルがとうとう地元の岩場で4,000回以上トライを重ねたルートを初登し、「Burden of Dreams(夢の重さ)」 という名を付けました。その際世界最難グレードを更新する9A/V17というグレードを提唱。人間が登れる壁の最高難度が誕生しました。世界最難、というここまでのレベルになると、難しすぎてその後登れるクライマーはほんの一握りですが…このグレードも、今後他のクライマーによって見直される可能性もあり、あるいはそのまま定着する可能性もあります。世界のクライマーの今後の動向にも注目したいですね!