秋田県の最難関(全33ルート)
鳥海山(鉾立往復)[難易度C/体力度4]
美しい山容から秋田富士とも言われる鳥海山は百名山のひとつに数えられ、古くから信仰の山として親しまれてきました。全体的に道は整備されていて登りやすく、体力があれば初級者でもチャレンジしやすい山です。
鉾立から賽ノ河原までは石段が続き、その先はガレ場を越えていきます。山頂からは独立峰だから味わえる雄大な景色を見ることができます。
最高点の標高: 2198 m
最低点の標高: 1141 m
累積標高(上り): 2073 m
累積標高(下り): -2073 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り〜1泊2日
- コースタイム:8時間55分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
※ルート上では御浜小屋と山頂御室小屋が宿泊可能です。
神室山(役内口往復)[難易度C/体力度4]
秋田から山形をつなげる神室連峰の主峰で、「東北のミニアルプス」とも呼ばれています。花の百名山にも指定され、シーズンになるとニッコウキスゲなどさまざまなお花が咲き誇ります。道は整備されていますが、急登で道のりも長いため体力がそれなりに必要です。
最高点の標高: 1328 m
最低点の標高: 255 m
累積標高(上り): 2117 m
累積標高(下り): -2117 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 日帰り〜1泊2日
- コースタイム:9時間30分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
※山頂には神室山避難小屋があります。
山形県の最難関(全103ルート)
北股岳(天狗平往復)[難易度E/体力度6]
夏でも雪渓が残っているため軽アイゼンなどの装備が必要となります。雪渓の沢に迷い込まないように注意しながら進んでください。登山道は渡渉ポイントや道がかなり細くなっている場所もあり、注意深く歩かないと滑落事故の危険性もあります。
最高点の標高: 1983 m
最低点の標高: 408 m
累積標高(上り): 2957 m
累積標高(下り): -2957 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日~
- コースタイム:14時間40分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
石鎚山系の最難関(全50ルート)
石鎚山(保井野登山口往復)[難易度C/体力度5]
さまざまなルートがある石鎚山のなかでも、保井野登山口のルートは急勾配な登山道で登山者を苦しめます。途中にある堂ヶ森避難小屋にはバイオトイレがあるため、休憩にもおすすめ。稜線に出れば美しい石鎚山の笹を楽しみながら登れます。
最高点の標高: 1906 m
最低点の標高: 552 m
累積標高(上り): 3738 m
累積標高(下り): -3738 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 日帰り〜1泊2日
- コースタイム:11時間21分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
※石鎚山頂上山荘で宿泊が可能です。
グレーディングを活用し、自分の力量に合った山選びを!
登山で最も大切なことは「安全に下山する」こと。自分の力量に合った山選びをすることが大事です。上級者であっても、油断は禁物。きちんと準備をした上で難関コースに挑んでください。山のグレーディングを上手に使って、安全に楽しく登山をしましょう!
【山のグレーディングの注意事項】
・グレーディング表は、無雪期・天気良好の条件のもと、ルート固有の特徴について体力度と難易度を評価したものです。これ以外の条件では、難易度は上昇します。
・実際の登山では、体力度、難易度以外に悪天候、残雪、体調、その他偶発的な要因による様々なリスクがあるので、それらにも配慮した計画を立てることが必要です。
・地震、崩落、雪崩等により、登山道の通行規制などがあります。登山の際には、事前に登山道の状況を確認しましょう。
・いずれのランクにおいても、初めてそのランクを経験する場合には、必ず経験者を同伴してください。
・記載した登山ルートは、比較的登山者の多いものから選定したもので、必ずしも登山を推奨する登山ルートではありません。
・整備・維持されていない登山ルートを含みます。また、登山ルートの通行や山頂への到達、登山の安全を保障するものではありません。
・登山される際は、十分な準備のもと自己責任において入山してください。記載のルートにおける事故について、責任は負いかねます。
・ルート全長及び累積標高差は図上計測のため、実際の数値に対し誤差を含んでいます。
・歩行時間は目安であり、実際に登山に要する時間は個人差があります。