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槍ヶ岳|登山者憧れの山へと誘う、王道の4ルートを徹底解説〈難易度や山小屋情報も掲載〉(2ページ目)

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【登山道規制について】
北アルプス岐阜県側左俣林道で「土砂崩れ」が発生したことにより、2025年5月23日より、左俣林道ゲート(高山市奥飛騨温泉郷神坂地内)から当該林道への入林が禁止となります(復旧時期未定)。詳細は岐阜県の公式サイトをご確認ください。
岐阜県|北アルプス 左俣林道における土砂崩れについて

各登山口までのアクセス

今回紹介した槍ヶ岳への登山口は、上高地/新穂高温泉/中房(燕岳登山口)となります。いずれも入山者の多い登山口のため、都心や大都市圏から出る高速バスを利用することも可能で便利です。

上高地バスターミナル

クルマの場合

  • 長野自動車道「松本」IC−国道158号−沢渡駐車場−シャトルバス乗車−上高地バスターミナル

沢渡駐車場

  • 台数:約2,000台
  • トイレ:あり
  • 料金:普通車駐車料金 700円(1日)

公共交通機関の場合

  • JR「松本」駅下車、松本電鉄「上高地線」乗車−「新島々」駅下車、アルピコ交通「上高地バスターミナル行」乗車−上高地バスターミナル
    ※上高地発のバスは予約制となります。帰りの便は必ず予約をしておきましょう。

高速バスの場合

  • さわやか信州号(都内、大阪・京都~上高地バスターミナルまでの直通バス)
  • 毎日あるぺん号(都内~上高地バスターミナルまでの直通バス)

新穂高温泉登山口

クルマの場合

  • 長野自動車道「松本」IC−国道158号−国道471号−県道475号−県営公共駐車場

県営公共駐車場

  • 台数:約100台
  • トイレ:あり
  • 料金:1泊1,000円(※ほかにも近隣に駐車場あり)

公共交通機関の場合

  • JR「松本」駅下車、濃飛バスもしくはアルピコ交通「高山・新穂高温泉線」乗車−「新穂高温泉」もしくは「新穂高ロープウェイ」下車―新穂高温泉登山口
  • JR「高山」駅下車、濃飛バス「平湯・新穂高線 新穂高ロープウェイ行」乗車―「新穂高ロープウェイ」下車―新穂高温泉登山口

高速バスの場合

  • 毎日あるぺん号(都内~新穂高温泉までの直通バス)

燕岳登山口

中房(燕岳登山口)を利用する表参道コースは下山口が異なります。また休日は駐車場が早朝から満車となることが多くあります。公共交通の利用がおすすめです。

クルマの場合

  • 長野自動車道「安曇野」IC−国道19号−国道147号−県道310号−県道25号−県道327号−安曇野市営第1駐車場

安曇野市営第1駐車場

  • 台数:約65台
  • トイレ:あり
  • 料金:無料(※ほかにも近隣に駐車場あり)

公共交通機関の場合

  • JR「穂高」駅下車、南安タクシー定期バス「中房温泉行き」乗車−「中房温泉」下車−燕岳登山口

高速バスの場合

  • 毎日あるぺん号(都内~中房温泉・燕岳登山口までの直通バス)

槍ヶ岳登山での山小屋情報

槍ヶ岳からは各方面へ登山道が延びており、多くの山小屋があります。ここでは前項で紹介したコースで利用できる山小屋を紹介します。

槍沢ロッジ

槍沢ロッジ
提供:ヤマレコ/dcq393xhn

上高地から梓川を上流に進み、横尾の分岐点を槍ヶ岳方面へしばらく歩くと「槍沢ロッジ」があります。設備が充実した山小屋で宿泊者専用の男女浴室もあります。食事や喫茶のメニューも豊富、生ビールも楽しめます。

  • 電話:0263-95-2626/090-3135-0003
  • 営業期間:4月下旬~11月上旬
  • 料金:1泊2食付 13,000円、素泊まり 9,000円、テント泊 2,000円

槍平小屋

槍平小屋
提供:ヤマレコ/dcq393xhn

飛騨沢コースで槍ヶ岳を目指す際に立ち寄れるのが、槍平小屋です。槍ヶ岳のほかにも南岳や奥丸山に延びるコースもあります。宿泊棟の前には広々としたウッドデッキを備えており、ゆったりとした気分で翌日の英気を養えます。

  • 電話:090-8863-3021
  • 営業期間:7月中旬~10月上旬
  • 料金:1泊2食付 13,000円、素泊まり 9,000円、テント泊 2,000円

燕岳荘

燕山荘
出典:PIXTA

創業はなんと大正10年、長い歴史をもつ大規模な山小屋です。品揃え豊富な売店や喫茶店など施設も充実しています。大部屋の一般室のほか、気兼ねのいらない個室もあります。

  • 電話:090-1420-0008
  • 営業期間:4月下旬~11月中旬
  • 料金:1泊2食付 13,000円、素泊まり 9,000円、テント泊 2,000円

ヒュッテ西岳

ヒュッテ西岳
提供:ヤマレコ/BittoR

東鎌尾根の起点という表銀座でも重要な位置にあるのがヒュッテ西岳です。なんといっても素晴らしい眺望がこの山小屋の特徴で、槍ヶ岳や笠ヶ岳、穂高岳を展望できます。

  • 電話:090-7172-2062
  • 営業期間:7月上旬~10月上旬
  • 料金:1泊2食付 13,000円、素泊まり 9,000円

双六小屋

双六小屋
出典:PIXTA

双六岳と樅沢岳の鞍部に建つ双六小屋。槍ヶ岳の他黒部五郎岳や笠ヶ岳への起点ともなる要所に位置しています。小屋の周辺には花畑や双六池があり、美しい山岳風景を楽しむことができます。

  • 電話:090-3480-0434
  • 営業期間:6月上旬~10月上旬
  • 料金:1泊2食付 13,000円、テント泊 2,000円

槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳山荘
出典:PIXTA

槍ヶ岳の頂上直下に位置する北アルプスを代表する大規模な山小屋です。3000m超える稜線上に建つ小屋からの展望は圧巻です。また高所にありながら施設はとても充実しており、夏季には診療所が併設され、喫茶では焼きたてパンを食べられます。

  • 電話:090-2641-1911
  • 営業期間:4月下旬~11月上旬
  • 料金:1泊2食付 13,000円、素泊まり 9,000円、テント泊 2,000円

いつかは登りたい槍ヶ岳。どのルートで登りますか?

夏の槍ヶ岳
出典:PIXTA

槍ヶ岳の代表的な4コースを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。さすがは日本有数の名峰だけあって、いずれも雄大で、美しく、変化に富んだコースばかりです。どのコースを選ぶか悩みますが、いずれも期待を裏切ることはないことでしょう。一度のみならず二度三度と登ってみたくなる山、それが槍ヶ岳なのです。

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

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