目次
燕岳ってどんな山?

標高 | 山頂所在地 | 山域 | 最高気温(6月‐8月) | 最低気温(6月‐8月) |
---|---|---|---|---|
2,763m | 長野県大町市・安曇野市 | 北アルプス南部 | 16℃ | 1.8℃ |

燕岳の地図と天気情報
ルートが長くなる縦走登山では、天候や体力に応じて行程の変更の可能性もあります。その際に山域全体を見られる登山地図は必須アイテム。計画時からエスケープルートの想定にも役に立つので、手に入れておきましょう。てんきとくらす|燕岳
初級者向け|北アルプス入門!合戦尾根往復コース
合計距離: 10.2 km
最高点の標高: 2720 m
最低点の標高: 1455 m
累積標高(上り): 1673 m
累積標高(下り): -1673 m
最高点の標高: 2720 m
最低点の標高: 1455 m
累積標高(上り): 1673 m
累積標高(下り): -1673 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 1泊2日
- コースタイム:8時間5分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
ルート概要(往復)
【1日目】燕岳登山口(90分)→第二ベンチ(80分) →合戦小屋(90分)→燕山荘(30分)→燕岳(25分)
【2日目】燕山荘(50分)→合戦小屋(60分)→第二ベンチ(60分)→燕岳登山口
北アルプスの入門コースとしても有名な中房温泉からの往復コースです。途中の合戦小屋より燕山荘まで続く合戦尾根は「北アルプス三大急登」と呼ばれており、少しハードではありますが徐々に展望が開けていき、気分も高まります。
健脚であれば日帰りでも可能ですが、初級者は人気の山小屋「燕山荘」に1泊するのがおすすめです。縦走に挑戦する前に、まずはこの往復コースを歩くことを初級者は目標にしましょう!





▼詳細なルート案内はこちらの記事をどうぞ
中級者向け|大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳も踏破!四山縦走コース
合計距離: 35.03 km
最高点の標高: 2878 m
最低点の標高: 1455 m
累積標高(上り): 5136 m
累積標高(下り): -5075 m
最高点の標高: 2878 m
最低点の標高: 1455 m
累積標高(上り): 5136 m
累積標高(下り): -5075 m
- 【体力レベル】★★★★★
- 3泊4日
- コースタイム:22時間35分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
ルート概要(縦走)
【1日目】燕岳登山口(90分)→第二ベンチ(80分) →合戦小屋(90分)→燕山荘
【2日目】燕山荘(30分)→燕岳(85分)→大下りノ頭(160分)→大天荘(10分)→大天井岳(100分)→東天井岳(90分)→常念小屋
【3日目】常念小屋(75分)→常念岳(200分)→蝶槍(50分)→蝶ヶ岳(蝶ヶ岳ヒュッテ)
【4日目】蝶ヶ岳ヒュッテ(40分)→長塀山(140分)→徳沢(120分)→上高地
北アルプスで人気の燕岳、常念岳、大天井岳、蝶ヶ岳を踏破する欲張りなコースです。ぜひともすべての山のピークを踏みたいところですが、体力次第では山頂を巻くこともできます。
またいずれの山にも山小屋があるため、宿泊地の計画をアレンジしやすく、縦走入門としてもぴったりのコースですよ。
1日目|燕岳登山口~燕山荘
合戦尾根往復コースと同じ2日目|燕山荘~燕岳~大天井岳~常念小屋




3日目|常念小屋~常念岳~蝶ヶ岳


4日目|蝶ヶ岳ヒュッテ~徳沢~上高地



上級者向け|登山者の憧れ!槍ヶ岳まで抜ける表銀座コース
合計距離: 40.58 km
最高点の標高: 3088 m
最低点の標高: 1455 m
累積標高(上り): 5861 m
累積標高(下り): -5800 m
最高点の標高: 3088 m
最低点の標高: 1455 m
累積標高(上り): 5861 m
累積標高(下り): -5800 m
- 【体力レベル】★★★★★
- 3泊4日
- コースタイム:25時間12分
- 【技術的難易度】★★★★☆
- ・岩場、雪渓を安定して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
ルート概要(縦走)
【1日目】燕岳登山口(90分)→第二ベンチ(80分)→合戦小屋(90分)→燕山荘
【2日目】燕山荘(30分)→燕岳(85分)→大下りノ頭(165分)→大天井ヒュッテ(170分)→ヒュッテ西岳
【3日目】ヒュッテ西岳(60分)→水俣乗越(180分)→槍ヶ岳山荘(30分)→槍ヶ岳(30分)→槍ヶ岳山荘
【4日目】槍ヶ岳山荘(290分)→横尾(70分)→徳沢(120分)→上高地
北アルプスを登る登山者にとって憧れの「表銀座コース」。名峰・槍ヶ岳を目指しての稜線歩きはまさにアルプスの真骨頂とも言えます。ぐんぐんと槍ヶ岳へと近づきテンションも上がっていく、ぜひとも挑戦したいコースのひとつですね。
1日目|燕岳登山口~燕山荘
合戦尾根往復コースと同じ2日目|燕山荘~燕岳~大天井ヒュッテ~ヒュッテ西岳



3日目|ヒュッテ西岳~槍ヶ岳


山頂からの眺めは360度。奥穂高岳まで続く美しい峰々や最深部ともいわれる水晶岳など、北アルプスの名峰を見渡せる絶景スポットでもあります。槍ヶ岳山荘からの山頂往復は1時間ほど。人が多いときは撮影をしたら速やかに降りるようにしましょう。
4日目|槍ヶ岳山荘~横尾~徳沢~上高地


上級者向け|餓鬼岳からの縦走は、マニアックな丸山新道コース
合計距離: 19.12 km
最高点の標高: 2720 m
最低点の標高: 992 m
累積標高(上り): 2927 m
累積標高(下り): -3390 m
最高点の標高: 2720 m
最低点の標高: 992 m
累積標高(上り): 2927 m
累積標高(下り): -3390 m
- 【体力レベル】★★★★★
- 2泊3日
- コースタイム:15時間43分
- 【技術的難易度】★★★★☆
- ・岩場、雪渓を安定して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
ルート概要(縦走)
【1日目】白沢登山口(290分)→大凪山(170分)→餓鬼岳小屋(5分)→餓鬼岳
【2日目】餓鬼岳小屋(185分)→東沢乗越(180分)→燕岳(25分)→燕山荘
【3日目】燕山荘(50分)→合戦小屋(120分)→燕岳登山口
四座縦走と表銀座縦走がスター街道だとしたら、こちらはかなりマニアックなコースになります。燕岳が目的ですが、登山者も中房温泉からと比べると格段に少なく、難易度がぐっと上がります。静かな山行を好む熟練登山者向けです。
1日目|白沢登山口~大凪山~餓鬼岳

白沢登山口には駐車場(約20台)がありますが、ゴールとなる中房温泉から戻ることを考えると、JR信濃常盤駅からタクシーを利用してアクセスするのがおすすめです。
大凪山まではアップダウンのある沢沿いの道を進みます。途中、足場の良くない場所もあるため、特に雨上がりには注意して進みます。



2日目|餓鬼岳小屋~燕岳~燕山荘


3日目【燕山荘~燕岳登山口】
最終日は燕山荘から中房温泉にある燕岳登山口を目指して下るだけ。合戦尾根の往復コース(復路)と同じです。
登山口までのアクセス
ここでは各ルートの登山口へのアクセスについて紹介します。今回は主に縦走ルートのため、下山口からの帰路も事前に調べておきましょう。中房温泉
燕岳の表玄関となる中房温泉登山口には無料駐車場が3か所ありますが、ハイシーズンの土日祝には早朝に満車となる可能性が高いです。到着時間を考慮し、山麓の駐車場から定期バスやタクシーの利用も検討しましょう。【クルマの場合】
長野自動車道「安曇野」IC−県道306号−県道327号−安曇野市営駐車場
【公共交通の場合】
・JR大糸線 「穂高」駅より定期バス乗車(4月下旬〜11月上旬運行)−「中房温泉」バス停下車
南安タクシー|定期バス
・東京都内より「まいにちアルペン号」乗車−「燕岳登山口」バス停下車
まいたび|まいにちアルペン号
白沢登山口
下山口は中房温泉となりますが、白沢登山口までは公共交通がないため、縦走の場合は注意が必要です。【クルマの場合】
長野自動車道「安曇野」IC−県道496号−白沢登山口
【公共交通の場合】
JR大糸線「信濃常盤」駅もしくは「信濃大町」駅よりタクシー乗車−白沢登山口
信濃大町なび|登山口のご案内
初級者から上級者まで楽しめる北アルプス屈指の人気の山

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