目次
奥穂高岳ってどんな山?

標高 | 所在地 | 山域 | 最高気温(6月‐8月) | 最低気温(6月‐8月) |
---|---|---|---|---|
約3190m | 長野県松本市安曇 | 北アルプス南部 | 13.8℃ | -0.8℃ |
穂高岳の由来や初登頂者は?

2泊3日|上高地から目指す奥穂高岳&前穂高岳周回コース
合計距離: 27.54 km
最高点の標高: 3172 m
最低点の標高: 1509 m
累積標高(上り): 4130 m
累積標高(下り): -4130 m
最高点の標高: 3172 m
最低点の標高: 1509 m
累積標高(上り): 4130 m
累積標高(下り): -4130 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 2泊3日
- コースタイム:16時間10分
- 【技術的難易度】★★★★☆
- ・岩場、雪渓を安定して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
ルート概要(周回)
【1日目】上高地バスターミナル(60分)→明神分岐(60分)→徳沢(20分)→新村橋(50分)→横尾
【2日目】横尾(60分)→本谷橋(70分)→Sガレ(50分)→涸沢ヒュッテ(90分)→取付点(80分)→穂高岳山荘
【3日目】穂高岳山荘(50分)→奥穂高岳(90分)→紀美子平(30分)→前穂高岳(20分)→紀美子平(120分)→岳沢小屋(50分)→天然クーラー(70分)→上高地バスターミナル
上高地から出発、涸沢カールを経由して奥穂高岳の頂上へ。吊尾根から前穂高岳も登頂して、岳沢パノラマの展望しながら再び上高地へ戻ります。穂高連峰の魅力が詰まった大きな周回コースです。
【1日目】上高地バスターミナル〜横尾山荘

【2日目】横尾大橋〜涸沢カール

涸沢カール〜穂高岳山荘

【3日目】穂高山荘〜奥穂高岳山頂

奥穂高岳山頂〜前穂高岳山頂

前穂高岳山頂〜岳沢小屋

岳沢小屋〜上高地

1泊2日|新穂高温泉発白出沢経由の往復コース
合計距離: 22.83 km
最高点の標高: 3172 m
最低点の標高: 1098 m
累積標高(上り): 4333 m
累積標高(下り): -4333 m
最高点の標高: 3172 m
最低点の標高: 1098 m
累積標高(上り): 4333 m
累積標高(下り): -4333 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コースタイム:16時間30分
- 【技術的難易度】★★★★☆
- ・岩場、雪渓を安定して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
ルート概要(往復)
【1日目】新穂高温泉(125分)→白出沢出合(奥穂高登山口)(210分)→荷継小屋跡(210分)→穂高岳山荘
【2日目】穂高岳山荘(50分)→奥穂高岳(30分)→穂高岳山荘(120分)→荷継小屋跡(150分)→白出沢出合(奥穂高登山口)(95分)→新穂高温泉
【1日目】新穂高温泉〜奥穂高岳登山口

奥穂高岳登山口〜荷継小屋跡

荷継小屋跡〜穂高岳山荘

【2日目】穂高岳山荘〜奥穂高岳山頂

帰路は1日目と同じコースか、涸沢カールや前穂高岳を経由して上高地を目指すより充実したコース設定も可能です。
一般登山道ではない?!難易度の高い危険なコースは?

特に以下の2ルートは滑落の場合には重大事故にも直結するため、山岳ガイドへのガイド依頼するなど、万全を期した登山で臨みましょう。
難ルートその①:奥穂高岳−涸沢岳−北穂高岳

北穂高岳〜涸沢岳間の赤線部分が破線ルートです。痩せた岩稜が連続しハシゴやクサリ場も多数のため、緊張感を強いられる道が続きます。
難ルートその②:奥穂高岳−西穂高岳

北アルプスの中でも屈指の難ルートと言われています。ナイフリッジと呼ばれる左右に切れた稜線など多数の難所が待ち受けます。とくに有名なのは「ジャンダルム」と呼ばれる巨大な岩稜です。
まずは登山ルートの詳細確認をしよう!
各登山口へのアクセス
上高地と新穂高温泉までのアクセスをそれぞれ紹介します。上高地へのアクセス
上高地は通年でマイカー規制がされています。長野側からは沢渡駐車場、岐阜側からはあかんだな駐車場にクルマを駐車し、シャトルバスで向かいます。また例年夏休み期間中の土日祝や紅葉シーズンなどは混み合うため、時間に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。【クルマの場合】
(長野方面から)国道158号−沢渡駐車場よりシャトルバス乗車−上高地バスターミナル
アルピコ交通|路線バス
(岐阜方面から)国道158号−あかんだな駐車場よりシャトルバス乗車もしくはタクシー乗車−上高地バスターミナル
濃尾バス|上高地線
【公共交通の場合】
JR「松本」駅もしくは松本電鉄「新島々」駅よりアルピコ交通路線バス乗車−上高地バスターミナル下車
※上高地から新島々・松本行きは要予約制
アルピコ交通|路線バス
JR「高山」駅より濃尾バス「平湯バスターミナル」行き乗車、上高地行きシャトルバス乗換−上高地バスターミナル下車
濃尾バス|上高地線
【直通バスの場合】
・新宿/東京/渋谷/大阪/京都/長野よりアルピコ交通「さわやか信州バス」乗車−上高地バスターミナル下車
アルピコ交通|さわやか信州号
・竹橋/新宿より「毎日あるぺん号」乗車−上高地バスターミナル下車
まいたび|毎日あるぺん号
・名古屋より名鉄バス高速バス乗車−上高地バスターミナル下車
名鉄バス|高速バス
新穂高温泉へのアクセス
【クルマの場合】長野道「松本」ICもしくは中部縦貫自動車道「高山」IC→国道158号→国道471号→県道475号→新穂高温泉
※この駐車場以外にも無料・有料あわせて多くの駐車場があります。最新の情報は奥飛騨温泉郷公式サイトで確認を。
奥飛騨温泉郷|公式サイト
【公共交通の場合】
・JR中央本線「松本」駅下車−松本バスターミナルより濃尾バス・アルピコ交通の高速バスに乗換−「新穂高温泉」バス下車
・JR高山本線「高山」駅下車−高山濃尾バスセンターより濃尾バス・アルピコ交通の高速バスに乗換−「新穂高温泉」バス下車
濃尾バス|松本・高山→新穂高温泉
奥穂高岳の山小屋情報
今回紹介した奥穂高岳までのルート上にある山小屋を紹介します。コースタイムも16時間以上と長いので、しっかり休息もとりましょう。横尾山荘

横尾山荘|公式サイト
涸沢ヒュッテ

涸沢ヒュッテ|公式サイト
涸沢小屋

涸沢小屋|公式サイト
穂高岳山荘

奥穂高岳の頂上直下「白出のコル」にある山小屋です。大正14年に作られた「穂高小屋」を前身とする歴史ある大規模な山小屋です。
穂高岳山荘|公式サイト
岳沢小屋

上高地より穂高連峰へ向かう岳沢にある定員60名の小さな山小屋です。穂高連峰の美しい眺望が楽しめ、上高地、乗鞍も見渡せます。
岳沢小屋|公式サイト
グルメ?温泉?登山前後の立ち寄りスポット
登山口となる上高地(長野県側)と新穂高温泉(岐阜県側)は、それぞれ観光地としても有名な場所。今回はグルメと温泉にポイントを絞って立ち寄りにおすすめのスポットを紹介します。上高地でまんぷく編
年間150万人もの人々が訪ねる景勝地・上高地は、日本有数の山岳リゾートとして貴重な自然を保護しつつも、観光客にも人気。山小屋グルメや信州のご当地グルメを堪能しましょう!五千尺キッチン

五千尺キッチン|公式サイト
みちくさ食堂

氷壁の宿「徳澤園」に併設された食堂です。名物のソフトクリームやブルーベリーチーズケーキなどスイーツが充実。
徳澤園|みちくさ食堂
新穂高温泉でゆったり編
岐阜県側の新穂高温泉にはそれぞれ源泉が違う、大小さまざまな温泉が楽しめます。混浴でも有名な露天風呂と、利便性の高い温泉を紹介します。新穂高の湯

蒲田川のほとりに巨大石を利用して作られた野趣溢れる公共露天風呂です。渓流の流れや、槍ヶ岳、笠ヶ岳などのダイナミックな絶景を眺めながら入浴することができます。混浴ですが水着の着用もOKなので女性でも安心です。川水のさし込みにより湯温が低下した「ぬる湯」となります。
新穂高温泉|新穂高の湯
神宝乃湯

「神宝乃湯(かみたからのゆ)」はロープウェーのしらかば平駅に隣接する新穂高ビジターセンター「山楽館」に併設されている露天風呂です。高温の源泉を自然の沢水によって湯温調整しています。
新穂高ロープウェイ|施設のご案内
日本の名峰にふさわしい、難易度&達成感の奥穂高岳

登山の際には、自身のレベルはもちろん、体調や天候などあらゆる要因を検討した上で、無理をせず、万全を期して登りましょう。