【実話】丹沢で遭難死した祖母ーアプリで簡単に出来る道迷い対策とはー

遭難原因1位は、道迷い。登山計画書の提出と山岳保険の加入もまだ十分ではありません。山を愛するすべての人に考えてほしい’’安全登山’’。今回は、丹沢で実際に起きた遭難事故の実録と共に、ヤマレコの安全登山機能を3つのシリーズ仕立てでご紹介。今回は、道迷い対策機能編です。


アイキャッチ画像出典:三重県警察(※写真は合同訓練風景です)

どんな山でも遭難は起こりうる。’’道迷い’’対策を、経験から考える

道迷い②
出典:GAHAG
ツツジが美しいことで有名な、丹沢の檜洞丸。実は過去には、登山経験の豊富だった女性が、下山中に道迷いで遭難し、残念ながら約2週間の捜索の上帰らぬ人となりました。すべての方に安全登山の重要性を伝えたい。今回はきっと皆様にも馴染み深い丹沢で起きた実録と共に、登山の総合コミュニティサイト「ヤマレコ」の安全登山機能アプリをシリーズ仕立てでご紹介します。今回は道迷い対策機能編です。

遭難原因の1位は「道迷い」。低山の’’落とし穴”とは

道迷い1
出典:警察庁
2016年すでに遭難者が発生している丹沢でも、毎年「道迷い」が遭難原因のトップになっています。(参照:神奈川県警)実は低山は高山よりも迷いやすい要素が多く、その要因は多岐に渡り、林業用の管理道やシカなどのけもの道、最近ではトレランなどのコーステープなどが挙げられます。


檜洞丸から石棚山稜へ。分岐を間違えたのが遭難のはじまりだった。

檜洞丸TOP
出典:ヤマプラ
その女性は、実はYAMA HACK編集部のスタッフの祖母です。今回ご家族の協力のもと実録掲載することになりました。祖母を仮にAさんとしましょう。Aさんはつつじ新道を往復する予定でしたが、檜洞丸の山頂から下山中、分岐地点を誤って石棚山稜方面へ下山してしまいました。似たような登山道から、Aさんがミスに気付いたのは相当下山してからだと思われます。大石キャンプ場方面へ登山道を進むも、板小屋沢ノ頭付近で登山道を外れてしまい、違う尾根に迷い込み、滑落してしまったと考えられます。

道に迷ったと家族にメール。でも地図とコンパスがなく「自分の居場所」が言えない

道迷い⑤
出典:GAHAG
登山経験豊富だったにも関わらず道迷いを引き起こしたのは「以前来たことがあるから」という気の緩みからでした。通常、地図とコンパスの用意は鉄則ですがこの時ばかりは携帯しておらず、居場所が伝えられずに捜査は難航。登山計画書が出されていなかったことも拍車をかけてしまいました。

地図コンパスを携帯するのは基本だけど、今いる場所を大事な人に伝える方法は?

道迷い⑥
出典:ASCII×デジタル
Aさんは、遭難してから家族へメールを送っています。山に入ると圏外なことが多いですが、時折電波が入ることがあります。地図とコンパスを携帯することは鉄則ですが、もし電波が入った時に「今」の自分の居場所が家族に伝えられたら?仮にそこから移動したとしても、捜査の足掛かりにはなるはずです。


安全登山のための「ヤマレコ」アプリ。2つの道迷い対策機能とは

OLYMPUS DIGITAL CAMERA出典:ヤマレコ
安全登山のために生まれたヤマレコ。一向に減る気配のない道迷い遭難の実態を受け従来の、実にユーザー数20万人にのぼる山記録共有だけでなく、「ヤマレコMAP」と「いまココ」を開発しました。

道迷い対策機能①ヤマレコMAP

道迷い⑧
出典:ヤマレコ
【特徴】
■オフラインで地図が使える!
道迷い⑪
出典:青森タクシー株式会社
→更に、ヤマレコの「みんなの足跡」も重ねて表示できるので、実際にみんながどの登山道を歩いたのかがわかります
■登山中に、GPSログやメモが残せる。しかも携帯の電波が入ると自動で同期!
GPS
出典:ヤマレコMAP for Android
→登山開始すると、GPSログや音声、写真、メモなどが残せます。
■現在地を、家族に共有することが出来る!
GPSログ5
出典:いまココ
GPSログを取ると、現在地を定期的にヤマレコに残します。家族のパソコンやスマホで「いまココ」にログインをすると、いつでも家族があなたの現在地を確認できます。



道迷い対策機能②いまココ

いまココ①
出典:itunes
【特徴】
■現在地が定期的に記録される!
いまココ②
出典:ヤマレコ
山に行った際にGPSログを取ると、アプリの設定に応じて5分から30分に一回、現在地の情報がヤマレコのサーバーに送られます。
■自分の位置情報を家族にも共有できるから、安心!
いまココ家族画面
出典:いまココios版
ご家族のPCやスマホで、設定した登山者の最新現在地がわかります。通常、登山者から連絡があると思いますが、万が一連絡がない場合、下山遅れなのか、どこかに宿泊しているのかなどの情報を得ることができます。

道迷い対策のおさらい

道迷い⑩ ①地図とコンパスを必ず持参
②登山計画書は必ず提出し、山岳保険も加入しよう
③事前に地図やヤマレコのヤマプラなどでルートを確認し、沢や尾根の場所、危険個所を確認
④「ヤマレコMAP」と「いまココ」アプリを使ってみよう
⑤迷ったと思ったら引き返す。沢や谷などに向かって下山せず、尾根に向かって登ろう

道迷いは防げる。地図の先読み準備と、ヤマレコの道迷い対策アプリをうまく使おう

道迷い⑨ 登山が楽しくなる季節。でも、忘れてはいけないのが登山は一歩間違うと大きな事故につながるということ。事前準備をしっかりと行い、安全に楽しく登山を楽しみましょう。次号は、登山計画を特集します。

【ヤマレコ】http://www.yamareco.com/
【ヤマプラ】http://www.yamareco.com/yamapla/
【いまココ】http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1471

 

【道迷い対策にあたって】
今回ご紹介した対策内容は、ごく一部です。経験や体力にあったルートの作成、装備の準備など、道迷い対策のための準備はたくさんあります。是非お近くの山岳連盟や登山用品店が開催している地図読み講座や安全登山対策講座に参加してみましょう。

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・記事内の実録は、YAMA HACK編集部のスタッフ及びご家族の了承を経て記載しております。

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道迷い①
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