熊|出没事件や遭遇時の対策法6つ


アイキャッチ画像出典:RRS

熊の出没事件や被害が多発

今年の春以降全国でクマの目撃情報が相次いでいます。そうしたなか、山に入った人がクマに食べられてしまうという凄惨な事故もおこってしまいました。人を恐れるばかりか、人を食べ物と認識してしまった個体ではないかといわれています。本来は臆病な性格のクマですが、やはり食肉目の大型動物であることは事実、十分な注意が必要なのではないでしょうか。

島根県で鮎釣りの男性が熊に襲われ小指切断(2016年6月15日)熊
出典:Christian Today
島根県浜田市の八戸川で鮎釣りをしていた男性(63)が体調1.5mのツキノワグマに襲われ小指を失う重症を負いました。男性は河原で釣りの準備をしていた際、突然正面からクマに襲われたそうです。命に別状がなかったのが不幸中の幸いです。

相模原のラーメン店に熊が体当たり・住宅地にも出現(2016年5月28日)
相模原、熊出没
出典:Yahoo!ニュース
神奈川県の相模原市では熊の目撃情報が相次いでいるそうです。5月28日には同市国道沿いのラーメン店にクマが体当たりする事件が発生しました。店主に怪我などはなかったものの、付近に小学校もあることから関係者が警戒を強めています。

鳥取市中心部で熊出没(2016年6月12日)
クマ出没注意看板
出典:朝日新聞デジタル
鳥取市の市街地にも近い登山道で、70代の男性ハイカーがクマ2頭に遭遇するという事件が発生しました。2頭の体長はいずれも150cm程度、男性はそのうち1頭に10mほど追いかけられたそうです。市は看板を設置するなど注意を促しています。

秋田で4人が犠牲に。熊の体内から人体の一部(2016年5~6月)
熊注意
出典:どうしん
秋田県では山菜を採りに山へ入った人が相次いで襲われる事故が起こり、4人もの尊い命が失われてしまいました。地元の猟友会員が遺体発見現場付近でクマを発見し射殺。体長130cmのこのクマの胃の中からは、被害者の体の一部が見つかりました。

福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件(1970年7月)
熊出典Flickr
クマによる事件は過去にも起きています。1970年の北海道カムイエクウチカウシ山で、福岡大学のワンダーフォーゲル部のメンバー5名がヒグマ1頭から執拗な追跡を受け、その結果3名が殺害されてしまいました。多くの日本人を、取り分け登山愛好家を震撼させました。

三毛別羆事件(1915年)
三毛別羆事件出典Wikipedia
およそ100年前の北海道でおきた三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)では、巨大なヒグマが数度にわたり民家を襲い、7名が死亡し3名が重症を負いました。討伐隊によりヒグマは射殺され事件は終焉。日本最大級の動物による食害事件として現代でも語り継がれています。

→日本に出没する熊の生態、対策方法を次のページからご紹介!

熊の種類やその気になる生態

ニホンツキノワグマ出典Photo AC
【ツキノワグマ】ニホンツキノワグマ
<生息地>
本州および四国に生息し、九州では絶滅したとされています。
<サイズ>
体長:120cm~150cm
体重:オス約80~130kg、メス50~80kg
<食べ物>
雑食性とされていますが、主に植物を主食としています。動物の死骸食べる他、まれにカモシカなどを捕食することがあります。
冬眠から覚める:新芽や若葉、ドングリ
春から夏:花や木の実、竹の子などの山菜、蜂やアリ。木苺などの甘い果実
秋:ブナやナラ類の実、果実など
<生態>
基本的には臆病な性格で、人間の気配を感じると見つからないよう逃げていきます。ただし視界の悪いところでバッタリと出会ってしまったり、子供を連れた母グマが子供を守るために、人間に襲いかかることもあります。食べ物の匂いに非常に敏感で、食べ残しの匂いに釣られて近づいてくることもあります。

エゾヒグマ・出典Wikipedia
【ヒグマ】エゾヒグマ
<生息地>
北海道の森林および原野。
<サイズ>
体長:160〜230cm
体重:120〜250kg、個体によっては400kgに達することも。
<食べ物>
ヒグマも雑食性で主に植物を食していますが、シカの死骸なども食します。1990年代に農林業への被害が増えたため大量のシカの有害捕獲を行った結果、ヒグマがシカの味を覚え現在では生きたシカも襲って食べるようになっています。
春から初夏・・・フキなどの植物の若葉
夏から秋・・・ヤマブドウなどの果実やドングリ
<性格>
陸上に住む動物としては日本最大です。走り、泳ぎ、木登りいずれも得意としています。普通は人を避けて暮らしていますが、残飯などの食べものの匂いに釣られて、人の生活圏に侵入することがあります。人を見たら必ず襲ってくるような攻撃的な動物ではありませんが、遭遇したときは慎重な対応が必要とされます。

熊に遭遇した際・被害を避ける対策

熊
出典Flickr
◆驚いて大声を出さない◆
突然大きな音をたてるとクマがパニックになり襲いかかってくることがあります。悲鳴はぐっと我慢して冷静に。
熊
出典Flickr
◆走って逃げない◆
クマは逃げるものを追いかける習性があります。そして大抵のクマは人間よりも足が速いのです。クマの方を向きながらゆっくりと後ずさりしてその場を離れてください。
熊
出典Flickr
◆死んだふりをしない◆
雑食性のクマは死んだ魚や動物を食べることがあります。倒れて死んだふりをするあなたをご馳走だと判断するかもしれません。

熊
出典Flickr
◆クマ撃退スプレー◆
クマと遭遇しこちらに近づいてくるようなら、クマ撃退スプレーを顔に向けて吹きかけましょう。
熊よけスプレー カウンターアソルト
ITEM
熊よけスプレー カウンターアソルト
アメリカの森林警備隊も装備しているクマ撃退スプレーです。ガス状になった唐辛子が約9メートル離れたところまで噴出されます。

熊
出典Flickr
◆クマ鈴を鳴らす・ラジオをかける◆
前に述べた通り、クマは基本的に人間を避ける習性があります。音を鳴らし人間がいることを知らせることで、クマが近寄らないよう促すことは一定の効果があります。ただし、秋田の事件のように人間を積極的に襲うような個体もいるので、過信しすぎないようにしましょう。
チャムス ベアーベル
ITEM
チャムス ベアーベル
カラーバリエーションが豊富なベアーベル(クマ鈴)です。ストラップの磁石をベルに接触させると音が小さくなります。

熊出典Flickr
◆残飯や生ゴミは絶対に捨てない◆
匂いに敏感なクマは残飯に引き寄せられてしまいます。その結果、本来人を避けるはずのクマと人とが遭遇してしまうのです。野山に食べ物を捨てるのはもってのほかですし、携行する食料もなるべく匂いがしないよう密閉することをお勧めします。

考えよう、クマと人の共生

熊出典Flickr
山へ入るときは、まずクマと遭遇しないように手を尽くし、もしも遭遇してしまったら不用意に近づかないようにする、人とクマとの不幸な事件を少しでも減らせるように一人一人心がけたいことです。

熊との事故をなくそう!

No more Bear trouble!

 

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kei noda

広告ライター/ハイキングとロードバイクそして居酒屋が好きなミドルエイジです。

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