夏休みどの山へ行く?比較的登りやすい3000m級の山10選

この夏、どこの山へ行くか決めましたか?今回は、夏に登りたいおすすめの3000m級の山を10山ご紹介します。3000級の山でありながら、ロープウェイやバスを使って標高が高いところまで行けるので、山頂まで比較的登りやすい山ですよ!


アイキャッチ画像出典:pixta

比較的登りやすい3000m級の山がある!

山々の写真
出典:ウィキメディア・コモンズ(乗鞍岳)
今年も、夏山の季節がやってきました! 今年はどこの山に登ろうか、まだ決めかねている人もいるのでは? そんな人におすすめしたい比較的登りやすい3000m級の山をご紹介します。

比較的登りやすいってどういうこと?

3000m級の山でも、ケーブルカーやバスなどを利用すれば比較的簡単に山頂に到達できます。アルプスや八ケ岳の山々には、そんな魅力的な3000m級の山々があるんです!今回は、3000m級の山で最も登りやすいコースをご紹介します。

3000m級の山の魅力ってなに?

ライチョウ
出典:pixta
① 360℃の大展望が広がる!
森林限界を超えるので、展望が広がり、景色を眺めながら登山を楽しむことができます。

② 標高3000mの高山は、真夏でも涼しい!
地上が30℃でも3000mでは、約12℃。涼しいというより、肌寒いので、真夏でもフリースや薄手のダウンなど防寒具が必要です。

③ 雷鳥に出会ったり、高山植物も楽しめる!
北・南アルプスでは、国の特別天然記念物の雷鳥に出会えるかもしれません。また、色とりどりの高山植物も楽しむことができます。


登りやすい3000m級の山10選

① 北アルプス 乗鞍岳(3026m)

乗鞍岳
出典:pixta(乗鞍岳 畳平)
乗鞍岳は、剣ヶ峰(3026m)をはじめ23の峰からなる山々の総称。乗鞍スカイラインが標高2702mの畳平まで通っているので、バスでのアクセスが可能になり、観光目的で訪れる人も多い山です(マイカー規制あり)。最高峰の剣ヶ峰までは、登り1時間半ということから、最も登りやすい3000m峰です。
■レベル:初級
■コース:畳平~剣ヶ峰
■コースタイム合計:約2時間40分(登り:1時間25分 下り:1時間15分※休憩時間含まず)

アクセスや詳細は飛騨乗鞍観光協会へ

② 北アルプス 立山(3015m)

立山
立山とは、雄山(おやま3003m)、大汝山(おおなんじやま3015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて2999m)の3つの峰の総称を言います。立山黒部アルペンルートで標高約2450mの室堂まで行くことができます。雄山のみの登山でも充分ですが、余裕があれば、大汝山、富士ノ折立を周って、再び室堂へ下山する周回コースもおすすめです。室堂へは、長野県側と富山県側からアクセスが可能です。
■所在地:富山県中新川郡立山町
■レベル:初・中級
■コース1(初級):室堂~雄山
コース2(中級):室堂~雄山~大汝山~富士ノ折立~室堂
■コース1タイム合計:約3時間30分(登り:2時間 下り1時間30分※休憩時間含まず)
コース2タイム合計:約5時間30分(※休憩時間含まず)
立山黒部アルペンルート

③ 北アルプス 西穂独票(2701m)

西穂独標
出典:pixta
西穂独標への最短ルートは、新穂高ロープウェイを利用し西穂山荘を経由して登るコースです。西穂高岳(2909m)まで登るには、鎖場や岩場の悪路が続くので上級者向けです。西穂独標までだと、中級レベルですが、独標直下は、岩場をよじ登る登山道なので注意が必要です。
■所在地:長野県松本市、岐阜県高山市
■レベル:中級
■コース:新穂高温泉(ロープウェイ)西穂高口~西穂山荘~西穂独標
■コースタイム合計:約5時間(登り:3時間 下り:2時間※休憩時間含まず)西穂山荘新穂高ロープウェイ

④ 北アルプス 唐松岳(2695m)

唐松岳
出典:pixta
北アルプスの入門ルートとして人気なのが、唐松岳。登山道の八方尾根には、ゴンドラやリフトを乗り継いで標高約1800mまで上がることができます。八方池までは、観光客も多く、白馬三山の絶景を楽しむ人で賑わいます。八方池から上部は登山者のみになりますが、歩きやすい登山道で前夜泊をすれば日帰りも可能です。
■所在地:長野県北安曇郡白馬村、富山県黒部市
■レベル:中級
■コース:八方池山荘(八方尾根)~唐松岳
■コースタイム合計:約7時間35分(登り:4時間20分 下り:3時間15分※休憩時間含まず)
唐松岳頂上山荘八方尾根観光協会

⑤ 中央アルプス 木曽駒ヶ岳(2956m)

木曽駒ヶ岳
手軽に登れる日本百名山のひとつとして挙げられる木曽駒ケ岳。標高2650mの千畳敷カールまで、駒ケ岳ロープウェイで上がることができます。乗越浄土までは急勾配の登山道ですが、山頂は、なだらかで広く、360度の大展望を満喫できます。3000m級の高山ですが、登山初級者も楽しめる山です。
■所在地:長野県上松町、木曽町、宮田村
■レベル:初級
■コース:千畳敷~乗越浄土~木曽駒ヶ岳
■コースタイム合計:約3時間40分(登り:2時間 下り:1時間40分※休憩時間含まず)
駒ケ岳ロープウェイ

⑥ 中央アルプス 宝剣岳(2931m)

宝剣岳
中央アルプスのシンボル的な宝剣岳。駒ケ岳ロープウェイで千畳敷に降り立つと、目の前に、宝剣岳の岩峰がそびえ、迫力満点です。宝剣岳へのルートは、千畳敷から乗越浄土を経て山頂へ行くルートが一般的。山頂付近は、岩場のクサリが連続しているので緊張します。ヘルメットは必須!千畳敷から極楽平経由で登ると、クサリのルートが長くなるので、岩場歩きをなるべく短くしたい場合は、前者のルートが良いでしょう。
■所在地:長野県木曽郡上松町、大桑村、駒ヶ根市、上伊那郡宮田村
■レベル:初・中級
■コース:千畳敷~乗越浄土~宝剣山荘~宝剣岳往復
■コースタイム合計:約2時間30分(登り:1時間20分 下り:1時間10分※休憩時間含まず)
駒ケ岳ロープウェイ※夏山シーズン中は、駒ケ岳ロープウェイが大変混雑します。日帰りの場合は、朝早くロープウェイに乗りましょう。

⑦ 八ケ岳 硫黄岳(2741m)

硫黄岳
出典:pixta
八ケ岳の中でも登りやすい硫黄岳。北面は、迫力ある爆裂火口の断崖があり過去に活発な火山活動があったことが伺えます。硫黄岳は、登山道に岩場などの危険箇所がなく、八ケ岳入門の山で、桜平から入山するのが最短ルートです。山頂付近は、なだらかで、八ケ岳屈指の展望が広がります。硫黄岳から北の天狗岳に縦走したり、南の横岳、赤岳まで縦走する登山中・上級者も多いです。
■所在地:長野県茅野市、南佐久郡南牧村
■レベル:初級
■コース:桜平~夏沢峠~硫黄岳
■コースタイム合計:約4時間25分(登り:2時間40分 下り:1時間45分※休憩時間含まず)
八ケ岳オーレン小屋

⑧八ケ岳 赤岳(2899m)

赤岳
東京からもアクセスしやすい八ケ岳。赤岳は八ケ岳の最高峰で、ピラミダルな山容が魅力的で人気があります。山頂部は、岩場やクサリ場が多く急登なので注意が必要です。赤岳へは、美濃戸から行者小屋経由で登るのが最も一般的なルートです。赤岳山荘付近の駐車場まで一般車両でも通行できますが、悪路なので車体をこする場合もあります。
■所在地:長野県(南牧村、原村、茅野市)、山梨県北杜市
■レベル:中級
■コース:赤岳山荘~行者小屋(文三郎尾根)~赤岳~赤岳展望荘(地蔵尾根)~行者小屋~赤岳山荘(※タイムは、赤岳山荘まで車でアクセスした場合。美濃戸口から徒歩で入山すると、さらに、片道1時間プラス)
■コースタイム合計:約7時間 (登り:3時間45分 下り:3時間15分※休憩時間含まず)
赤岳(ヤマケイオンライン)


⑨ 南アルプス 甲斐駒ケ岳(2967m)

甲斐駒ヶ岳
南アルプスを代表する山のひとつ甲斐駒ケ岳。山頂部分は、花崗岩で白くなり、夏でも雪をまとっているようです。峻険な山容は迫力があり、麓や中央沿線からも目立つのですぐに認識できます。最も登りやすいのは、山梨県と長野県のちょうど境にある北沢峠から。北沢峠へは、マイカー規制のためバスで行きます。北沢峠付近の小屋に宿泊して登ると余裕を持った行程になります。
■所在地:山梨県北杜市、長野県伊那市
■レベル:中級
■コース:北沢峠~駒津峰~甲斐駒ケ岳
■コースタイム合計:約7時間10分(登り:4時間20分 下り:2時間50分※休憩時間含まず)
南アルプスNET


⑩ 南アルプス 仙丈ケ岳(3033m)

仙丈ケ岳
出典:pixta
標高2032mの北沢峠まで路線バスが通っているので、比較的登りやすい3000m級の山のひとつです。北沢峠から仙丈ケ岳へは、いくつかルートがありますが、稜線上を登る小仙丈尾根ルートが人気です。北沢峠を基点に、甲斐駒ヶ岳とセットで登山をする人もいます。
■所在地:長野県伊那市、山梨県南アルプス市
■レベル:中級
■コース:北沢峠~小仙丈ケ岳~仙丈ケ岳
■コースタイム合計:約7時間10分(登り:4時間20分 下り:2時間50分※休憩時間含まず)
南アルプスNET

※紹介したコースタイムは、ヤマプラを参考にしています。休憩時間を含みませんので計画を立てるときは、休憩時間を含めた全体の行動時間を算出してみて下さい。また、コースタイムは登山経験や体力、天候などによって変わります。ご自身の体力に合わせた無理のない計画をたて、登山を楽しみましょう。

この夏、3000m級の高みへ行こう!

夜の北アルプス
出典:pixta
今回ご紹介した3000m級の山々は、日帰りが可能な山も含まれていますが、宿泊して山を満喫するのもおすすめです。さあ、この夏、3000mの高みへ登ってみませんか?

Try to the high Mountain!

高山へ挑戦!

【登山時の注意点】
・標高が高いので、高山病の症状が出る可能性があります。
・しっかりとした登山装備で登山をしましょう。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
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Maiko.W

大学時代、山岳部に入部し本格的な山女へ。1999年中国四川省の未踏峰へ遠征。2000年マッキンリーに登頂。卒業後は、㈱山と渓谷社で月刊誌『山と渓谷』の編集に携わる。フリーライターを経て、現在は「YAMA HACK」で編集兼ライターとして山に関する情報を配信中。夏は、ファミリー登山、冬はスキーを楽しむ。

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