山の常識テスト31問!山に行く前にチェックしよう!

山の常識を問題形式にして31問ご紹介します!山でのマナー、気象、装備など、山での常識を知っていると、きっと役に立ちますよ!山に行く前にぜひチェックしてみて下さい。


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自分の山の常識度をチェックしてみよう!

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出典:pixabay

登山をするときに、知っておきたいのが山の常識です。今回は、「マナー編」、「自然編」、「スキル編」、「装備編」、「その他」と分けて、山の常識を問題形式にしてそれぞれご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。

山の常識 ーマナー編ー

◆問題1:山道ですれ違う時は、登りが優先でしょうか、それとも下りが優先でしょうか?
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◇答え:登りが優先です。
自分が下っている時に、登りの人がきたら、登山道の山側によけて道をゆずりましょう。すれ違い様にザックがあたってバランスを崩して転倒という場合もありますので、谷側ではなく山側が望ましいです。また、山では、すれ違い時に「こんにちは~」とあいさつし合うのも常識です。

◆問題2:せっかく山でテント泊(或いは小屋)に来たのだから、夜もみんなでおしゃべりしたい。でも一体何時ころまでOK?
山の常識 夜の騒ぎ
出典:Flickr/Trevor Benedict
◇答え:おおよそ19~20時頃まででしょう。
次の日、日の出とともに出発する人もいるので、夜20時以降は騒がないのが常識的です。

◆問題3:登山道から外れて歩いてもOK?
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出典:pixabay

◇答え:原則NOです。
登山道がきちんと整備されている場所は、高山植物が保護されていたり、貴重な生態系が残されている場所なので原則登山道以外は歩かないようにしましょう。


◆問題4:みかんやりんごなどの生ごみなら捨ててもOK?
山の常識 生ごみはすててもOK?出典:pixabay
◇答え:NO!
過酷な自然環境下で生きている微生物の動きは遅く、分解されるまでに時間がかかります。また生ごみを動物が食べて糞をして、その中に種が混じって根付いてしまったら、生態系が乱れてしまうこともあります。生ごみと言わず自分のゴミはすべて持ち帰るのが常識です。


◆問題5:登山中もし自分が落石を起こしてしまったら?
山の常識 落石を起こしたら
出典:Flickr/utpala ॐ
◇答え:大声を出して知らせる
掛け声としては、「ラ~ク!」や「落石!」など、下の人に向かって大きな声で知らせることが大切です。



山の常識 ー自然編ー

◆問題1:山の標高が100m上がるにつれ温度は何度下がると言われている?
山の常識 標高ごとの気温の低下
出典:pixabay
◇答え:約0.6度(1000mだと約6度下がります)
夏の富士登山で、下界が30度あっても、山頂では約10度と冬の寒さになります。さらに風が吹いて体感温度も下がりますので防寒着は必携となります。

◆問題2:風速1mにつき体感温度は何度下がると言われている?
山の常識 風速による体感温度出典:pixabay
◇答え:1度。
気温がさほど低くなくても風が強いと体感温度は下がるので、ソフトシェルやレインウエアなど防風性のジャケットがあると便利です。


◆問題3:梅雨が明けてから何日間天候が安定していると言われている?
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出典:pixabay
◇答え:「梅雨明け10日」。
梅雨が明けた後の10日間は太平洋高気圧が張り出し天候が安定し、夏山登山に適した時期と言われています。


◆問題4:山で雷に合った時の対処法とは?
山の常識 雷出典:pixabay
◇答え:一刻も早く山小屋に逃げ込むのが理想です。
しかし、近くに山小屋がなく稜線上にいた場合は、メンバー間で距離を置きながら窪地や十分に張り出した岩陰に身をかがめるなどして対処することが大切です。木の下に逃げるのはNGです!特に夏の13時以降は雷の可能性が高くなるので、午後は早めに
山行を終えるようにしましょう。

◆問題5:「西高東低」冬の気圧配置の時、太平洋側と日本海側(内陸部)の山の天気の特徴は?
山の常識 西高東低冬型気圧配置
出典:goo天気
◇答え:太平洋側の山は比較的晴れ、日本海側や内陸部の山は雪や嵐で荒れるという特徴があります。

◆問題6:晩秋から早春にかけて、山や海で恐れられている気圧配置とは?
山の常識 二つ玉低気圧
出典:TV.asahi
◇答え:二つ玉低気圧。
この気圧配置の時は、山は大荒れで注意が必要です。一時的に晴れる「疑似好天」があり行動しがちですが、すぐにまた荒れる場合があります。この疑似好天により、過去、遭難事故が発生した事例があります。

山の常識 ースキル編ー

◆問題1:登山では、朝何時頃に出発して、何時頃に到着(終了)するのが望ましい?
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出典:pixabay
◇答え:「早立ち早着き」が山の常識です。
日の出後すぐに出発し、午後の3時頃までには次の目的地に到着、或いは終了していることが理想です。


◆問題2:登るときは、歩幅が大きい方がラク?それとも小さい方がラク?
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出典:pixabay
◇答え:歩幅は小さい方がラクです。ペースも一定の速度を保ちましょう。

◆問題3:リーダーがいても、自分が行く山、ルートを把握しておくべき?
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出典:pixabay
◇答え:YES。
特に女性やツアー登山では、「連れて行ってもらう」というシチュエーションが多く、自分が何という山に何時間かけてどんなルートで登るのかをきちんと把握していない場合があります。基本、山は「自己責任」という認識のもと、十分に事前準備をしてから山に登りましょう。


◆問題4:もし道に迷ったら、どうする?
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出典:pixabay
◇答え:わかる場所まで戻りましょう。
戻れない場合は、尾根やピークに登り返し、地図を見て位置を確認しましょう。それでもわからない場合は、むやみに動き回らず救助を待つことも大切です。心理的には、下へ下へと行きたくなりますが、そのまま沢へ下りていくと、滝に出くわし、進退窮まるケースが多いです。


◆問題5:最低限知っておきたい救急法とは?
山の常識 応急処置
出典:山の風
◇答え:心肺蘇生法、止血法、骨折・ねんざの応急処置は知っておくといいでしょう。
山ではすぐに救助が来られないので、応急処置の方法を知っておくことは大切です。



山の常識 ー装備編ー

◆問題1:日帰り登山でもヘッドランプは持っていくべき?
山の常識ヘッドランプ出典:pixabay
◇答え:YES。
山の日暮れは早いですし、途中で迷ったりして遅くなる場合もありますので、日帰りでもヘッドランプは持参しましょう。


◆問題2:日帰り登山でもレインウエアは持っていくべき?
山の常識レインウェア
出典:アマゾン
◇答え:YES。
山の天気は変わりやすいので持っていきましょう。レインウエアは、雨よけだけでなく風よけにもなるので、休憩時に風が吹いて寒いときなど、あると重宝します。


◆問題3:登山の服装の注意点は?どんな素材で、何レイヤーがキホンでしょうか?
山の常識 服装出典:pixabay
◇答え:素材は吸湿速乾性で3レイヤーがキホンです。
3レイヤーとは、吸湿速乾性のアンダー、保温性のミドル、防水性のアウトレイヤーが山では常識です。

◆問題4:ファーストエイドキットは持っていくべき?
ファーストエイドキット山の常識 
出典:アマゾン
◇答え:YES。
常備したいのは、絆創膏、滅菌ガーゼ、包帯、テーピングテープ、軟膏、鎮痛剤、風薬(長期滞在の場合)、整腸剤、下痢止めなどです。


◆問題5:ツェルトはもっていったほうがよい?
山の常識 ツェルト
出典:アマゾン
◇答え:YES。
最近のツェルトはかなり軽量になっていますので、日帰りでも持っていきましょう。中高年登山者は特に疲労に起因する遭難事故も発生しています。無理な行動をせずに、時にはツェルトを使い、風をしのいで休憩するということも必要です。また、もしもの時のビバークにも役立ちます。


◆問題6:非常食は持っていくべき?
山の常識 非常食カロリーメイト
出典:アマゾン
◇答え:YES
非常食とは、行動食とは別に、もしもの時のために食べる食料のことです。カロリーメイトやチョコレートなど行動食とは別に持っていきましょう。


◆問題7:丹沢・奥多摩くらいなら地図は不要?
山の常識 登山地図
◇答え:NO!
丹沢や奥多摩など2000m以下の山でも地図とコンパスは必携です!人気の一般道なら「山と高原地図」や詳細地図を、一般道以外に行くなら「25000分の1地形図」を持参しましょう。


◆問題8:夏だったら防寒具は不要?
山の常識 フリース
出典:パタゴニア
◇答え:NO!
夏でも標高の高い山では朝晩冷え込みます。フリースやライトダウンなど持っていきましょう。


◆問題9:おさらいです。山で絶対持っていくべき5つの装備とは?
山の常識 必携装備出典:pixabay
◇答え:レインウェア、地図(地形図)、コンパス、ヘッドランプ、携帯電話。
あと、装備以外は食料と水ですね。携帯電話は、電波状況もよくなり、救助要請(すぐにヘリを呼んでしまうのは問題ですが・・・)やGPS機能など、もしもの時は安心です。ただ、バッテリーや電波が不安定だったりと問題があるので頼りすぎないようにしましょう。

山の常識 ーその他ー

◆問題1:登山届は必ず提出すべき?
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◇答え:YES。
低山でも道迷い遭難が毎年発生しています。そんな時に、登山届を提出していれば、早期発見につながる場合もあります。入山口などに設置してある登山届に記入して提出しましょう。


◆問題2:山岳保険は日帰りでも入るべき?
山の常識 山岳保険出典:pixabay
◇答え:YES。
ピッケルなどを使う本格的な登山以外で、登山やハイキング中に怪我をした場合、他に入っている傷害保険等でまかなえる場合もありますが、捜索・救助費用などは入ってないことが多いので、山岳保険やハイキング保険に加入するのがおすすめです。


◆問題3:登山中の休憩の間隔は?
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出典:pixabay
◇答え:だいたい50分に1回、10分間ほどの休憩をとりながら行動すると無理なく登山ができます。

◆問題4:行動食に適したものとは?
山の常識 行動食
◇答え:糖質・脂質が高いもの。
例えば、ソフトクッキー、ようかん、ドライフルーツ、ドーナツ、柿ピー、エネルギーゼリー(疲労度が高い時には喉に入りやすい)、あんぱん、まんじゅう(やや重い)、おにぎり、チョコやチョコクッキー(夏はとけるので注意)、あめ、梅干しなどです。


◆問題5:登山ではどのくらいのカロリー摂取が必要?
山の常識 消費カロリー出典:pixabay
◇答え:登山中に必要なカロリー=自重(体重+ザック)×6kcal×行動時間
国際山岳連盟による消費カロリーの計算式です。
例えば、70㎏(荷重込)の人が8時間行動すると、3360カロリーは必要ということになります。自分に該当する数字を意識しながら行動食を持っていきましょう。

◆問題6:登山中に必要な水の量とは?
山の常識 水分出典:pixabay
◇答え:登山中に必要な水分量=自重(体重+ザック)×5×行動時間
鹿屋体育大学・山本正嘉教授の研究による必要な水分量の計算式です。
例えば、70㎏(荷重込)の人が8時間行動すると、2.8Lの水が必要となります。

山の常識を知って楽しい登山を!

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出典:pixabay

今回紹介した山の常識は、一部ですが、普段では考えられない常識も多く含まれていますね。これらを参考にしながら楽しい登山をして下さいね!

Study mountain common sense!!
山の常識を学ぼう!

 

 

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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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