富士山の7ルートを一挙紹介!おすすめと特徴比較!

富士山のルートには、主に4つの登山道があります。富士登山で最も人気なのが、山小屋やトイレも多い富士吉田ルート。次いで登山口の標高が最も高い富士宮ルートです。そのほか、御殿場や須走など経験者向きのルートもあり、合わせて7つの富士山ルートをご紹介します。   


アイキャッチ画像出典:ISG石井スポーツグループ ブログ

日本一の山、富士山

富士山ルートの渋滞
出典:ウィキペディア

一度は登ってみたい日本一の山、富士山。登山シーズンは、7月の上旬から9月中旬までです。山梨県・静岡県にまたがっている富士山には、主に4つの登山ルートがあり、シーズン中は富士登山者で賑わいます。今回は、富士山の主な4つのルートと、知る人ぞ知るルートを3つ、合わせて7つのルートご紹介します。

1.富士山吉田ルート

山梨県側にある吉田ルートは、富士登山で最も人気のあるルートです。山小屋も多く、富士登山の初心者が登るルートとしてもおすすめです。

富士山吉田ルートからのご来光
吉田ルートから見る美しい山中湖
出典:富士の国やまなし観光ネット

【特徴】
・登りと下りのルートが違う

・富士登山で最もポピュラーなルート
・登りは、本八合で須走ルートと合流

【メリット】
1.山小屋やトイレが多いので安心

2.ご来光が見られる
3.都市圏からのアクセスが便利

【デメリット】
1.ルートが渋滞する

2.山小屋宿泊はすし詰め状態
3.下山ルートにはほとんど山小屋がない

富士山吉田ルート地図出典:富士登山オフィシャルサイト

【吉田ルート概要】
・スタート地点=富士スバルライン5合目

・登山口の標高=2,305m
・山頂までの標高差=1,415m
・歩行時間計=約10時間
(登り:5時間50分 下り:4時間5分)
※初心者は8合目付近で宿泊するのがおすすめ

【吉田ルートへのアクセス】
・バスでのアクセス情報はこちら
・マイカーでのアクセスは「富士スバルライン」(有料)で。詳しくはこちら
※毎年7月初旬から8月はマイカー規制があります。詳しくはこちら


【吉田ルートの注意点】
・須走ルートと吉田ルートの分岐が間違えやすい

富士山吉田ルート分岐
出典:富士登山オフィシャルサイト

→次は、富士山最短ルートのご紹介!



 

2.富士山富士宮ルート

 

静岡県側にある富士宮ルートは、4つの登山ルートのうち、山頂までの距離が最も短く、吉田ルートに次いで人気です。

富士山富士宮ルート剣ヶ峰
出典:ウィキペディア

【特徴】
・登りと下りのルートが同じ

・山頂までの歩行時間と距離が最短
・ご来光は新7合目以上で見られる
・剣ヶ峰(山頂)まで最も近いルート

【メリット】
1.合目ごとに山小屋がありトイレも安心

2.登りと下りのルートが同じため道迷いがない
3.山頂まで最短で登れる
4.晴れていれば駿河湾が一望できる

【デメリット】
1.吉田ルートに次ぐ人気ルートのため混雑する

2.登山道と下山道が一緒なので、譲り合って通過しなければならない
3.全体的に登山道が急で、岩場が多い

富士山富士宮ルート地図
出典:富士登山オフィシャルサイト

【富士宮ルート概要】
・スタート地点=富士宮口5合目

・登山口の標高=2,400m
・山頂までの標高差=1,315m
・歩行時間計=約7時間
(登り:4時間45分 下り:2時間5分)
※初心者は8合目付近で宿泊するのがおすすめ

【富士宮ルートへのアクセス】
・バスでのアクセス情報はこちら
・マイカーでのアクセスは「富士山スカイライン」(無料)で。詳しくはこちら
※毎年7月初旬から8月はマイカー規制があります。


【富士宮ルートの注意点】
・登山口の標高が高く、また、斜面が急で、いっきに高度を上げていくので高山病に注意


→次は、経験者向きの須走ルート


3.富士山須走ルート

富士山須走ルートの須走
出典:好日山荘

静岡県側の須走ルートは、富士山の真東に位置し、吉田ルートや富士宮ルートと違って登山者も比較的少なく静かな登山が楽しめます。山小屋も少なめなので登山経験者向きのルートです。

富士山須走ルート樹林帯
出典:ウィキメディア

【特徴】
・標高2,700mの6合目付近まで樹林

・下山専用道があり、一直線の砂の斜面の「砂走り」が有名

【メリット】
1.静かな登山が楽しめる

2.樹林帯と高山植物の両方が楽しめる

【デメリット】
1.本8合目で吉田ルートと合流し混雑する

2.「砂走」ではスパッツ(ゲーター)がないと靴に砂が入る

富士山須走ルート地図
出典:富士登山オフィシャルサイト

【須走ルート概要】
・スタート地点=須走口5合目

・登山口の標高=1,970m
・山頂までの標高差=1,750m
・歩行時間計=約8時間
(登り:5時間10分 下り:2時間40分)

【須走ルートへのアクセス】
・バスでのアクセス情報はこちら
・マイカーでのアクセスは、「ふじあざみライン」(無料)で。詳しくはこちら
※毎年7月初旬から8月はマイカー規制があります。


【須走ルートの注意点】
・須走ルートと吉田ルートの分岐が間違えやすい


富士山吉田ルート分岐
出典:富士登山オフィシャルサイト

→次は、最も長い御殿場ルート


4.富士山御殿場ルート

御殿場ルート出典:富士登山オフィシャルサイト

御殿場ルートは静岡県側にあり、4つのルートのうち、山頂への距離と時間が最も長いルートで、健脚向きです。そのため、登山者が少なく、静かな登山が楽しめます。

【特徴】
・山頂までの距離と時間が最長

・登山道の傾斜が緩やか
・山小屋が少ない
・下りのルートで大砂走りがある

【メリット】
1.登山者が少なく静かな登山が楽しめる

2.マイカー規制がない

【デメリット】
1.歩行時間が長く単調

2.緊急時に対応できる施設がない
3.夜間やガスが出て視界がない時は迷いやすい

富士山御殿場ルート
出典:富士登山オフィシャルサイト

【御殿場ルート概要】
・スタート地点=御殿場口新5合目

・登山口の標高=1,440m
・山頂までの標高差=2,275m
・歩行時間計=10時間
(登り:7時間 下り:3時間)
※8合目付近で宿泊するのもおすすめ

【御殿場ルートへのアクセス】
・バスでのアクセス情報はこちら
・マイカーでのアクセスは「富士山スカイライン」(無料)で。詳しくはこちら


【御殿場ルートの注意点】
・7合目まで山小屋がないので、水や食料、装備の計画をきちんと!

・下山道6合目で、富士宮ルートとの分岐があり、霧も出やすく道に迷いやすい。

→次は、知る人ぞ知るルートを紹介!


5.富士山プリンスルート

富士山プリンセスルート宝永火口
出典:ウィキメディア

プリンスルートとは、富士宮口5合目から御殿場6合目へとつなげ山頂に至る登山ルートのことです。2008年8月に、皇太子殿下が初めて富士山に登頂された時にこのルートを登られたことから命名されました。富士宮ルートと御殿場ルートのいいとこ取りで、富士山の魅力を存分に味わいたい人におすすめです。

【特徴】
・富士宮ルートと御殿場ルートの混合

・宝永火口を通る

【メリット】
1.スタート地点の標高が高い

2.御殿場ルートを登るので空いている
3.宝永火口、箱根連山、駿河湾などを見ながら登山できる

【デメリット】
1.コース分岐が多いのでとまどう


富士山プリンセスルート図
出典:静岡県公式ホームページ

【プリンスルート概要】
・スタート地点=富士宮口5合目

・登山口の標高=2,400m
・山頂までの標高差=1,315m
・歩行時間計=約8時間
(登り:5時間5分 下り:2時間50分)
※8合目付近で宿泊するのもおすすめ

【プリンスルートへのアクセス】
・バスでのアクセス情報はこちら
・マイカーでのアクセスは「富士山スカイライン」(無料)で。詳しくはこちら
※毎年7月初旬から8月はマイカー規制があります。


【プリンスルートの注意点】
・分岐が多く、霧も出やすいので道迷いに注意

6.富士吉田口登山ルート

富士山ルート麓の浅間神社から出典:富士山ガイド.COM

どうせなら富士山を麓から登ろう!という強者向けのルートをご紹介します。古来の富士講登山では、麓からの吉田口ルートを登っていました。スタートは、北口本宮冨士浅間神社からで、馬返しを通り、吉田ルートのスバルライン5合目と合流します。


富士山吉田ルート地図出典:富士登山オフィシャルサイト

【富士吉田口登山ルート概要】
・スタート地点=北口本宮冨士浅間神社

・登山口の標高=850m
・山頂までの標高差=2,925m
・吉田口から山頂まで歩行時間計=
約18時間40分(登り:10時間50分 下り:7時間50分)
※馬返しまでバスで短縮することも可能

【吉田口登山ルートへのアクセス】
・馬返しまでバスでのアクセス情報はこちら
・北口本宮冨士浅間神社から登る場合は、富士山駅から徒歩約25分


【吉田口登山ルートの注意点】
・長い登山ルートなので分岐など、とまどう場合も。詳しい登山情報はこちら

7.富士山山頂お鉢巡りルート

富士山山頂お鉢巡りルート
出典:ウィキメディア

富士山山頂をぐるりと一周することをお鉢巡りと言います。せっかく富士山に登頂したのなら、ぜひ体験してみたいですよね。余裕があったらまわってみましょう。

富士山お鉢巡りルート
出典:富士登山オフィシャルサイト

【お鉢巡りルート概要】
・1周=2.6㎞

・歩行時間計=約1時間30分

好きなルートで富士山に登ろう!

富士山を登る登山者出典:flickr by 8 og

富士山のルートには、初心者向きから上級者向けまで様々なルートがあります。どのルートでも、苦労して登った先にある富士山のご来光は、きっとあなたの心に響くはずです。自分にあった富士山ルートで、ぜひ挑戦してみて下さい!

Challenge to Mt. Fuji in the favorite route

好きなルート富士山に挑戦!

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【登山時の注意点】
・しっかりとした登山装備で入山して下さい。(足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、帽子、ザック、ヘッドランプ、速乾性の衣類、食料、水など季節や状況にあわせて必要なものを揃えましょう。)
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!

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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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